ミニスカ・アルゴリズム ~マナカと幼馴染ハルの脆弱性と情報技術試験~
https://kakuyomu.jp/works/822139840232881812カクヨムコンテスト11、プロ作家部門、参加します。
よろしくお願いします。
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高校一年、冬。
俺はコンビニの前にいた。
雪が降らない地域とはいえさすがに冷える。
ここがもっと南国とかだったらいいのにと思いながらも、幼馴染がコンビニから、出てくるのを待っていた。
「マナちゃん、お待たせ」
「大丈夫だよ」
彼女は買ってきた白い袋から何やら取り出していた。
「はい、肉まんだよぉ、一緒に食べよ」
「お、おう」
それは普通の肉まんより、ワンランク上のプレミアム角煮肉まんであった。
ひと回り大きい。
袋を開けると湯気が出ており、美味しそうだ。
「あつあつ、はい、半分。半分こだからねー」
「ありがとう」
俺がこちら側から一口食べる。
食べたところからは、中の餡が飛び出し、茶色い具が見えていた。
熱くてトロトロのそれはなんだか、こう言ったら語弊があるかもしれないが、ちょっとエロい。
反対側から彼女がパクりと一口。
一つの肉まんを挟んで顔が急接近していた。
まだ熱い肉まんの皮はフワフワで、まるで彼女のほっぺたのようだった。
「美味しい!」
「ああ、うまいな」
寒い冬空の下、一つの肉まんを顔を寄せ合い食べる。
半分こ。
「えへへ、間接キスだね!?」
「えっ、ああそうかも」
「いひひ」
ニヤリと笑うその顔はチャーミングでとても可愛らしかった。
「どうせならキスもしちゃおっか?」
「マジで……」
俺は完全にショートしてカーネルパニックを起こす。
なんのことか分からないだろうが、俺にも分からなかった。
この日、再起動までには時間を要した。
ようやく告白し、付き合うことになった俺たちは、まだまだ初心だった。
ところが、ここまで来るには約一年の間にも、様々なことがあった。
ということで、時間は約一年前ちょっとの、中学三年生の秋に戻る。
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https://kakuyomu.jp/works/822139840232881812改めて、よろしくお願いします。よろぴっぴ~♪