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仏教用語が元になった言葉といえば

 「間違えやすい日本語表現」更新しました。

 今回取り上げた「如実」は、本文にもある通り元々は仏教用語なのですが、同じく仏教用語を元とする有名な言葉に「他力本願」があります。

 しかしこの「他力本願」、実は広く一般に使われている『自分で努力せず誰かがやってくれることを期待する』というのは本来の意味ではなかったりします。
 元々は、『自らの修行の功徳によって悟りを得るのでなく、阿弥陀仏の本願によって救済されること』を表す浄土宗の言葉なのだとか(デジタル大辞泉より引用)。本来は、阿弥陀様の慈悲にお縋りするという有り難さを表した言葉なのに、どちらかと言うと卑怯な振る舞いといったニュアンスになってしまっていて、何とも残念ですね。

 以前に、石原元東京都知事が、誤用の方の意味で「他力本願」を使った所、某氏にその点を指摘され「本来の意味をわかった上であえて使っている」というような弁明をされたそうですが……石原氏が過去にしてきた様々な言動を思い返すと、ただの言い訳のようにも感じてしまいますね。

 今回は、特定の言葉をあえて本来の使い方から外れた用い方をする事で文章に豊かさをもたらす表現手法の例も取り上げましたが……当然の事ながら、そういった手法が通用するのはその筆者の文章に一定以上の「確かさ」があるのが前提になります。いい加減な文章ばかりを書いていたら、そういった手法も「ただの誤用」の一つとしてしか読者さんは受け止めてくれません。

 ――あ、なんか書いていて自分の胸が痛くなってきました(苦笑)。

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