「瑞樹何か面白い話ないの?」
「そんな急に言われて面白い話なんかないでしょ。逆に敬都は面白い話とかあるの?」
「あると思う?」
「なさそう」
「おいこら」
これは俺と敬都の教室でのいつもの会話である。
端からみれば陰キャが2人話している普通の光景
これに愛やさくらさんたちが入ってくることで俺たちの陰キャ空間が一気に陽キャ空間になってしまうということはあるが
俺たちのポジションとしては陰キャ空間の方を維持したい気持ちが強い
「そういえば、この前母さんと父さんがきいた話が面白かったかも」
「どんな話?」
俺は母さんと父さんから聞いた話を敬都に話す
先日買い物に行ったときに突然女性の悲鳴が聞こえて振り返ってみると、一人の男性が階段から落ちたらしくて、倒れた男性は頭から血が出ていた。
そしてすぐに近くにいた看護師さんが
「タオルを持っている人いませんか?」と周りの人に尋ねて止血を初めて、それに合わせて近くにいた医療関係の人も男性の元に近づいて一緒に治療をした
男性はてんかんの発作で意識を失って階段から落ちて出血をしていた。
命に別状はなくて救急車で運ばれたんだって
「それのどこが面白いの?」
「まぁここからなんだよ」
その次の日、母さんと父さんが家に帰ってきたら隣の家のおじいちゃんが玄関の前に横たわっていたんだ。
その日の気温は35度を超えて熱中症アラートもでていて
前日のことがあったから父さんが慌てて車から降りておじいちゃんの元に駆け寄ったんだ。
そしたらおじいちゃんは玄関の前で横たわってストレッチやっていたんだって。
「...」
「玄関の前で横たわってストレッチする人ってみたことある」
「ないね」
「まぁ全然何事もなかったからいいんだけど、改めて考えたらちょっと面白いなって思って」
「確かに前日のやり取りの後にそんな光景みたら焦るし、それで近づいたら普通に横たわってストレッチって...ちょっと面白いかも」
「でしょ。しかも近づいている途中でストレッチしていることに気づいたらしく何事もなかったかのように車に戻ったっていうところも母さんが面白かったっていってた」
「松岡家っていつも楽しそうだね」
「普通だよ」
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これは僕が体験した実話です。
正確には男性が倒れた話を聞いた次の日に近所のお家の玄関前におじいちゃんが横たわっていたので急いで車から降りて走っていったら普通に白の肌着でストレッチしていました。
紛らわしいなって叫びたくなったという話です。
みなさんのちょっと面白い話があればぜひ教えてください。