「みっちゃんみっちゃん」
「急にどうしたの?」
部屋で漫画を読んでいると愛が俺の部屋を開けた
ノックもせずに入ってくるからかなり驚いた
「ごめん。ちょっとすごいことになっているらしくて」
「なにが?」
愛がこんなに慌てているのは珍しい
「カクヨムで更新されているクラスで一番人気の彼女が裏ではポンコツで可愛いの作品をフォローしてくださっている方が1000人突破したらしいの」
「なるほど...」
正直突然そんなことを言われてもどれだけすごいのかがわからない
「反応薄くない?」
「ごめんごめん。それってすごいの?」
「みっちゃんはわかっていないな。仕方ないから私が少し教えてあげよう」
愛がこんなに話しているのは珍しくて、聞いているこっちも嬉しくなる
「この作品を書いているYuuって作者はただの素人なんだけど、実際に物語をカクヨムに更新したのは初めてらしいの。それが1000人の方にフォローしてもらえたってすごくない?」
確かにそれはすごいことかもしれない。
俺のXのフォロワーって30人ぐらいじゃないかな...
しかも知り合いばかり。
すごいというよりは作者の方嬉しいよな
「愛の言う通り嬉しいしすごいことだし嬉しいよね」
「そうそう。だから私たちも応援頑張らないとね」
えっ何を?と思ったけどそこはスルーした
「そうだね。頑張ろう」
とりあえず愛のテンションに合わせてみた
「これからもクラスで一番人気の彼女が裏ではポンコツで可愛いをよろしくお願いします。最近ちょっと暗めの展開が多い作品ですが、みっちゃんと私の活躍できっといい感じになると思うので。読んでくれた方は応援したり評価したりコメントしたりしてください。みっちゃんもちゃんと宣伝して」
なんか番宣する人みたいになっている
「急にそんなこと言われても何を言えばいいのかわからないよ」
「適当にいい感じにいっておけばいいんだよ」
ちょっと考えてそれっぽくいってみた
「愛はいつも俺が活躍して解決っていってくれるけど、実際活躍しているのは愛の方なので、これからも甘えん坊でちょっとポンコツで可愛い愛の活躍を応援してください」
「へへへ。みっちゃんに可愛いって言われた」
「可愛いの前の文脈はスルーなのね」
「何が?」
「何もないよ」
「みっちゃんお出かけしよう」
「外暑くない?」
「ダメ?」
そんな可愛い顔でみられたら断れるわけがない
「わかった。アイスでも食べに行こうか」
「やったぁ。みっちゃん大好き」
「俺も大好きだよ」
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周りを見渡せば上には上がいるのが現実ですが、今のYuuとしては今回の数字は本当にありがたいことだなと思っています。
今後もちょくちょく近況でショートストーリーを書いていこうかなと思うので、少しでも楽しんでもらえると嬉しいです。