自分の創作の順番として、初めて漫画を仕上げたあと、とてもながい旅路に出た。プロットとかあらすじなんかは昔からポンポン思いつくので女性向けとか青年向けで活躍するのでもよかったのだが、雑誌が好きなこともあり、謎の手塚チルドレンスピリットが私にブレーキをかけてくれた。そう、やはり自分を表現せずに消える運命なのである、いまの漫画家は。というかいつもそうというか、そこの兼ね合いがかつて面白かったはずであり、いまと違い漫画を読む大人などいない時代、編集者は大人であり、子ども漫画のことなんかどうでもいい。あ、いんじゃない。初回は32ページでよろしくね。
それがよかったのである。
しめしめ
転がしてやるぜガリ勉君を
そうしてジャンルの越境は果たされたのであります。
それも80年代に花弁は閉じてゆき、コミケットに可能性は譲られ・・・
なんのかんの四半世紀を過ぎ
もはや漫画より漫画家のが面白い時代、Twitterを眺めるだけで余暇を過ぎゆく
…というかそれが漫画であったノダというオチでございます。
あと読書家諸君には苦い事実だが、漫画もジブリも作者の意見ではないのです。作者の何か葛藤ではないのです。
君たちの話をしているのです。