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結局のところ万魔と次作ルクブティムについて(スマホから)

完結したということで、改めて今後と万魔について話していく空海です。


色々要素を詰めこみすぎましたね万魔は。もっとシンプルに書いた方が良かったんじゃないかと思いましたけど敵視点はどうしても描写したくないという気持ちで書いてました。

理由は至って単純に、主人公が(読者が)こんな特別な能力や魔法を使えたとしても圧倒的な理不尽みたいな力を持つ敵視点が分かったら弱点も分かるし計画の内容を知っていたら対策の仕方もあぁすれば良くない?みたいな風になってしまうからっていう。

私からしたら敵も味方も大事な人達なので神視点よりもその場の視点をとにかく表したい一心で書いてます。

まぁこの話はしたかもしれないししてないかもしれませんが…!

ただ万魔に関しては完結まで行ったので素直にネタバレのような形で書いていきます。

みなさんが戦争をどう思ってるかは分かりませんが国家統一されることが回廊の付箋にとっては一番嫌なことです。

異文化交流程度なら良いのですが文化そのものが統一されることが魔法という技術の衰退を呼び、原初の魔王こと、初めの勇者が四天王に語った機械文明の悲惨な戦争と平和な現代社会をきいていたからです。

回廊の付箋にとっての魔族の繁栄とは即ち魔法文明の衰退こそが最も嫌なことで、フィンだろうが現勇者のアキ、他の万魔も含めて。
自分と敵対関係になってでも争いが終わらないことを望んでいました。

結果は回廊の付箋が思う通りに収束するというスピラに言っていたことも長命種が存在する限り思想が根元から変わることは無い(自分や古木や残骸)ことを示してます。

古木がフィンに対して敵対行動を示したのもリビリアと対峙すれば必ず万魔がまた死ぬことを思い、最悪の場合1人も残らないと思ったが故に敵対関係を示してます。

古木の本音だけを抜き取るならテトを死地に向かわせたくない気持ちが強いですね。

魔法は良くも悪くも才能や体質に依存されるものが多く含まれています。

回廊の行った間引きと言われる自分の命を優先してるように計算されたストックも三国が協力すればなんとかなる数ですが、ここでまた問題が発生していたりもします。

残骸は長命種を増やすことを望んでいるのと同時に、回廊は長命種をこれ以上増やしたくないという気持ちがあります。

なので回廊からしたら肉塊からコピーを作り出す魔法を習得したリビリアの存在が邪魔で
残骸はむしろ仲間が増えることを喜ばしく思ってたりと、最終話でスピラ以外が敵になっていますが。その際に回廊は回廊で古木と残骸の説得を必死にしていたりという裏話があります。

また、魔王が最終的にテトに落ち着いたことで回廊の思惑から少しでも外れたと思うかもしれませんが。回廊と残骸からしたら魔王になって欲しい存在はフィンとアキの子供であって、原初の魔王が残さなかった勇者の子孫を魔王に据えることを願っていますので、リビリア戦の時にフィンが最終的に生きていたら良いと回廊はレアラを信じてリビリアを殺してくれると考えてフィンと対面して優雅に会話をしていました。

そしてタイトルの万魔の美貌も、回廊にとっての皮肉みたいな物です。
勇者がどんな人物かは知らなくともこの世界の人間たちは基本的に下心で動いてる人間が権力を持っています。
一部例外もいますが、その者よりも無垢な見目麗しい魔王に最も近しい魔族を用意すれば恋をしてくれるという算段で動いてます。

原初の魔王がしなかった物語を別の筆者によって続きを書かせる行為です。

私が幕間以外に基本タイトルを付けなかったのも面倒だったのもありますが、大事な所だけは付けたいと思っていたからで。

最終話の終幕と開幕もタイトルも回廊の目線でのタイトルです。

そのままフィン達の子供の物語を書こうとも考えましたけど、主人公交代の男の娘ではないということからコンセプトずれしてしまうと思ってあっさりとした終わりにしてます。

それとネタバレというか、今回のテーマがどんなものだったか少し話していきます。

まず後半でわかると思いますがフィンの心情と今までの物語の記憶に関することです。
コピー人間は、オリジナルと同じ価値があるのか?オリジナルではなくコピーを愛せるのか?

そして見た目も素質も全く同じ記憶のないコピーを愛せるのか?

性格は似ていきますが、はっきり言って別人と言っていい存在です。
同じ時間に2人いる状態でアキに会ってないというのもありますが、その種となる肉塊をアキは壊してます。

コピーを愛するなら見た目が肉塊でもアキは壊さないのではないかというのと同時に見た目が同じなら記憶の有無を問わず人間は愛情を継続してられるのか?

私がテーマにした内容は、読者にとって大切な誰かが全く同じ偽物になってもアキと同じ結論に到れるかどうかという差分が気になって書き始めたものです。

どうしてアキがテーマの中心にいるのにフィンが主人公なのかと言えば。一番フィンを読者にとって大切で身近な存在にしたかったからです。

フィンがギュスターヴとゴドー、そして茶会。
ここで代わって。無垢な状態に戻ったフィンが再度リビリアに挑み、リビリアが行っていた不完全のコピーでの記憶が全て無くなる状態。

しかし読者はアキ以上にフィンの物語を多く知っています。

それでも完結まで読み進めたというのならきっとアキと同じようにフィンのことを記憶やそういうのではなく存在として大切にしてくれるのだろうということから男の娘は私の趣味ですが。物語自体はそれを気になったから書き切ろうと思いました。

途中で無理!とかになったら純粋に私の話しの作り方が雑だったのもありますが…!
コピーに視点が移り変わって無理!となった方がいるのならそれはオリジナルをとても大切にされている方なのだと思います。

これは思考テストで有名なものですが。
ブランド品と偽ブランド品。どちらの方が価値がありますか?

といえテストや、クローンとオリジナル。どちらが価値があるか?などのところから来てます。

はっきり言って私は全くの別物であるけど同価値と考えます。だからそれで恋愛が絡むと私は悩むとは思いますが。
ブランド品は歴史(記憶)があって偽ブランド品は素材も何もかも同じだとしても歴史(記憶)がないものと考えたとき、恋愛になるとオリジナルを私は選択してしまうかもしれませんね。

オリジナルが居なくなっていたら次の恋と思って偽ブランド品を愛するとは思いますが、
アキは同じ存在が二人いたらどんな反応を示して居たのでしょうね?

ーーーーー次作について。

ルクブティムの後宮に関して少し話していきます。

TS作品ですね。本当は百合作品を書いていたんですが執筆速度があまりにも遅かったため急遽、予定していたルクブティムの方を執筆することにしました。

こちらも執筆速度はかなり遅いです。

分かりやすく言うなら万魔が10話執筆してたのに対して、TSルクブティムは3話、百合作品に関しては1話の速度です。

後宮というシステムを調べたりするのに時間を割いてるのもありますけど、それ以上に起承転結までの物語が構想はあっても一人称で描写するのがとても辛いというものです。

百合作品に関してもそうですが、私の第二のこだわりでダーク要素を取り入れたいという思惑が邪魔して思う通りに書けないという…!

三人称で心理描写よりも状況描写を書く方が良いのですが、これもやはりとにかく主人公の無知を新しい世界の物語を見る読者と一緒に進んで欲しいという私の我儘です。

ただルクブティムに関しては人間関係の相関図か大変なのと、後宮や貴族知識の疎い私が極端に相性が悪いです。

それと名前と人間を一気に出して読者に(こいつ誰?)と思われないようにしたいので名前を極力控えるようにしてます。

私はルビを振るのが面倒という理由でやらないのですが、漢字ばかりの名前になって読者は大丈夫だろうか!?なんて危惧してます…。

それといつ投稿するかは分かりませんが百合作品は色々なテーマで進んでいきたいので、もっとちゃんと書けて執筆速度が早くなったら挑戦していきたいですね。

さて。それじゃあルクブティムについてちゃんと話していきますか。

まず後宮物語にTS作品が見当たらないという数少ないところに私は異議申し立てを唱えたいです!
無いことは無いのですが。女の園なんて呼ばれたりとありますし、百合展開になったりなどある中シンプルに精神的BLになりにくかったりします。

落とし所を考えても状況的に不可能を可能にするのがファンタジーです。

それらを差し引いてもTS大好きっ子達がわいわい楽しんでくれたりインスピレーションを働かせてくれたら満足です。

私の一番書きたいTS物語に少しずつですけど近づいてます。

きっとその物語を書いたら完全燃焼して読み専に回るかもしれませんが。

贅沢を言ってしまいますが、少し気になってたあの作品この作品が私が執筆してる間に進展して溜め込んだ小説を読んでいきたいです!凄く!

執筆してる間は他作品に呑まれないように我慢して見てませんが、それでも私は本来書くより読んだり、物語を妄想だけして執筆せずに1人で細かい設定で動いているのを楽しんで終わることが多いので現状が中々フラストレーションが溜まっていきます。


長編小説を本格的に執筆したいという欲もありますが、やはり私の想像できない物語に出会いたいという気持ちは小説好きにはありますよね…ありますよね!?

長々と書きましたが。気になることがあれば質問していただけたら答えます。
難産ではあってもまた純ファンタジーを書けたらいいですね。

他にも話したいことがあった気がしますが。万魔についてと、ルクブティムについて少しでも話せたので私はまたとろけて執筆しながら少しでも私の作品を気に入ってくれた皆様に感謝と、執筆者の皆様が物語を投稿してくれる事を祈ってます。

追伸:なにかオススメの小説があれば教えて下さい。

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