『死がふたりを結ぶまで』を、完結表示にしました。
この作品は、もともとエブリスタに投稿していたもので、『浮城の護衛商』という作品の過去編として書き始めた物語でした。
(浮城の護衛商の方は残念ながらまだ完結させられておらず、書いては消し書いては消し……を何度も繰り返しています。)
闇を抱えたブロマンスが好きで、自分なりの耽美主義に振り切れた物語を書きたいと思い立ち、ありったけの呪いを込めて書き上げた、思い出深い作品です。
初めて公募に出した作品でもあり、内容的に場違いかもなんて思いつつ、第1回次世代作家新人賞のライトノベルス部門・コミカライズ部門の両方に応募しました。
ありがたいことに両部門とも中間選考を通過。その後は残念ながら落選となってしまいましたが、大きくカテゴリー分けするとファンタジーという人気ジャンルであったとはいえ、ここまでブロマンスに振り切れた作品を中間選考に残して頂けたことが何より嬉しく、そして驚きもあったことをよく覚えています。
また、投稿を追って下さったSNSの相互さん達や、通りすがりに星を降らせて下さった方々との交流も、学生時代の最後がコロナ禍で混乱の只中にあった私にとって、何より心を慰められるものでした。
あの交流のおかげで、浮城に住まう私の頭の中の友人達は、今もいきいきと暮らしています。
主に学生時代から新社会人になった頃に書いていたため、仕事が忙しくなってからはしばらく作品制作からは離れていましたが、また少しずつ自分の頭の中の世界を文字にしていけたらと思っています。
ときどき覗きに来て頂けたら嬉しいです。