しとえ

「トリックオアトリート！」 ふと扉の外から子供の声が聞こえた。 もう随分遅い時間だ。 扉を開けると小さな銀色の髪の子供がいた。 …おやおや随分と懐かしい顔だ。 久々に会ったその子…

友人の死をSNSで知った。 彼女の苦しみにどうして気付いてあげられなかったんだろう。 後悔ばかりが、胸に残る…… 『行き場のない人生の行く先はやはり惨めで惨敗ばかりでした。』 …

　妻が死んで1年が経った。 　法事に来ていた娘たち夫婦は昨日帰ったばかりだ。 妻の墓に今日も線香を供える。 娘夫婦は同居しようと勧めてくれるが、妻と共に過ごしたこの地を離れる気に…

また会いましょう どうかその時に 私だとすぐにわかるように 目印をつけておきましょう あなたの名前と同じ 桜の花を1つ 2人は再び巡り合う……

雨の日に傘を貸しただけなのに、ほんの少し世界が優しくなった。 星屑のような小さな縁の物語。

140字小説の詰め合わせセットです。おだやかな日常の話、せつない物語、恋愛の話、家族の物語などです。気に入っていただけたら嬉しいです！

あいつを殺した、俺は山に埋めるためあいつを…… 迷い込んだのは案山子の村だった。 ハロウィン用のホラー短編小説。

　人生には終幕というのがつきもので、それはいつか絶対に誰にでもやってくる。だから生きていく限り後悔のないように精一杯生きていかなくてはならない。 君と一緒に見に行った映画館。 エ…

出会い、そして思い出が増えていくごとにカレンダーの星はふえ続ける。 カレンダーに星が増えるたび私たちの愛は深まってゆく…… 現代のピュアな恋愛小説です。

金庫から出てきた手紙は、切実な愛の気持ちをつづったもので…… 乙女の恋の物語。

人の死を通して少しだけ大人になる少女の話。 生死観とか、思春期特有の幼さと背伸びしたい感情を書きたかった話です。 どこかの遠い世界の物語。 大昔に書いたヤツの蔵出しなんで、文書…