こんにちは、織水です。
GWはいかがお過ごしでしょうか。
折角の長期連休ということで、これを機に私の作品が少しでもたくさんの人に読まれると嬉しいなと考えている今日この頃です。
ということで、少しでもたくさんの方に興味を持っていただけるよう私の作品の中からいくつかを厳選して紹介・解説していきたいと思います。
今回は3/6に公開した『10μmの愛』という作品を取り上げようと思います。
あらすじは以下の通りです。
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援助交際で金を稼ぐ少女、未結。
男たちは運命やら愛やらを語り、甘ったるい言葉を吐き続ける。
しかし未結にはそれがすべて薄く見えていた。
触れ合い、寄り添い、言葉を交わす。
近づくほど透けていく人間関係。
愛の厚さは10μm。
未結は今日もそれを観測し続ける。
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この作品は、未結の視点から人間の愛の薄さをひたすらに観測する物語になります。
テーマがテーマということもあり、今作品では少し生々しい表現も出てきます。例えば、あらすじの『近づくほど透ける』という表現は何も人間の関係性だけの話ではありません。タイトルの10μという嫌に具体的な数値だって他に意味があるはずです。
そして、タイトルの『枕詞』にもいくつか意味があります。まず最初の意味は単に話調を整えるというものです。枕詞は語句の前につきその語調を整える役割をします。第一話のタイトルに選ぶことで話のまとまりがより良く見えるようにしています。次の意味は『枕』に掛けるという意味です。性的関係について描く今作品の雰囲気を『枕』という文字を第一話のタイトルに含めることで表現しています。また、枕詞は和歌などの『歌』のなかで用いられるわけですが、実はこの話の中では様々な曲の歌詞をサンプリングした箇所があり、そういう事もあって『枕詞』をタイトルに選びました。
最後に、サンプリングした曲のことです。先述したように第一話では様々な曲の歌詞をお借りしています。お借りした箇所と原曲は以下の通りです。
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今作品
「君のためなら死んでもいい!」
——そういう奴ほど死ねません。
原曲(『負け犬にアンコールはいらない』より)
「死ぬほどあなたを愛してます」
とかそういう奴ほど死ねません
今作品
その度数にも満たぬ薄い愛じゃ、二日酔いをすることもないだろう。
原曲(『へべれけジャンキー』より)
その度数にも満たぬ薄い愛で
僕の胸を満たして下さい
今作品
そんな空気に便乗して私も嘘で固めたウォーアイニーを吐き続ける。
原曲(『テレキャスタービーボーイ』より)
僕に愛情を
嘘で固めたウォーアイニー
今作品
相手が誰だって、最後まで悪辣に、骨まで演じっきてやればいい。
原曲(『ヴィラン』より)
骨まで演じきってやれ悪辣に
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この様に私が個人的に好きなアーティストの楽曲の歌詞をいくつか話の中に取り入れています。余談ですが、今回お借りした歌詞を作詞した『n-buna』さん、『Syudou』さん、『すりぃ』さん、『てにをは』さんの御四方は全員ボカロP経験者という共通点があります。皆さん素晴らしい曲を作る方なので是非一度聴いてみてください。
話は逸れましたが、以上で『10μmの愛』の紹介・解説は終わりになります。この記事を読んでもし興味を持っていただけましたら、是非本編の方もご覧ください。