『第五章 復讐 ⑦』を投稿しました。
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今朝の夜明け前の徘徊時……ジャケットの襟元を直そうとした私は、ほかの家に光が当たらないようにと懐中電灯のスイッチを一時的に切った。そのとき、車道を挟んで道の反対側を誰かが通り過ぎた。暗がりだったのでよくは見えなかったが、作業服の上下を着た小太りの中年男性だった。すれ違う直前まで気づかなかったため、姿が見えたときはさすがに驚いた。無視するのもどうかと思い、「おはようございます」と声をかけたところ、ぼそぼそとなにやら声が返ってきたが、言葉の内容までは聞き取れなかった。
こんな時間に何者なんだ、といぶかったが、おそらく向こうも「怪しいやつだ」と思ったに違いない