残間　みゐる

　自殺しようとしていたブラック企業に勤めるOL、雨宮澪。彼女の前に現れた少女はこう言った。 「死ぬんならさ、最後にわたしを買わない？」 　エリナと名乗った少女が持ちかけた売春…

「大嫌い」 そう夕霧セツナは彼氏である輪廻キョウヤに言い、別れを告げた。 2ヶ月後、キョウヤに突然ある人物から電話が来て—————

「第二回 銀縁眼鏡文学大賞」によせて書きました。文体診断ロゴーンの結果は以下の通りです。 1 松たか子 81.3 2 宮沢賢治 80.3 3 阿刀田高 79.8 一応拙作…

織原朔真16歳は人前で喋れない。息が詰まり、頭が真っ白になる。そんな悩みを抱えていたある日、妹の織原萌にVチューバーになって喋る練習をしたらどうかと持ち掛けられた。 織原朔真…

子どもの頃にした夢の約束、春樹の作ったステージで紗耶香が歌うというそれを果たすため、恋人とようやくなった二人は別れる決断をした。そして５年後、アイドル歌手を引退した紗耶香は元サヤ…

中学最後の試合、直史は強豪校を二安打に抑えながらも、味方の援護なく敗戦投手となった。 野球部には期待せずに選んだ、公立の進学校。だがそこで直史は、同じ中学出身でシニアに入ってい…

何となく流行りの百合ゲーを買ってみた主人公。 　それはあまりに鬼畜な『ゲーム』……そう思っていたのに。 　バグで壊れたゲームの世界からやって来たヒロイン。 　主人公が嫌いで…

バドミントン部を引退したあと無理やり野球部の手伝いをさせられている高校生の岬太一がなぜか育成ドラフトで指名されてしまった。 彼の成長や日常を描くスポーツ小説です。 「小説家になろ…

嫌いだったはずの圭太。 だってあいつはいつもヘラヘラ笑ってだらしない。 だけどいつも前向きで、小さなことに拘らない圭太に、わたしは惹かれていった。 それなのに、意地っ張りなわたし…

仮面を被るように生きてきた僕と、まっすぐすぎる君。 「本当の自分を見せたら、嫌われる気がしてた」 だけど君は、こう言った。 「もう、本当の自分になったら？」 青春のなかで揺…