「長野のヒトラー」と呼ばれる人物がいる。
長野県の山奥に独立国家を作ろうとしている危険人物だ。
プレイヤーたちは、望んで、あるいは望まずに彼が支配する
山奥の離村に入り込んだ人物である。(というTRPGのセッションの夢)
「長野のヒトラー」(以下「社長」)、外見はサングラスをした細身のオジサンで
例えるなら横山やすしっぽい?
その正体は建設会社の二代目で、外国人労働者を大量に雇い入れ、
軍服を着せて軍隊ごっこをやってる、ただのボンボン。
20年前に原野商法(原野などの価値の無い土地を騙して売りつける
悪徳商法)で社長を騙した男が浪岡。
若い衆につかまり殺されかけたところ、社長に持ち掛けたのが今回の村の話。
この村で生まれた女性は成人になると怪物になる呪いを掛けられていた。
怪物といっても見た目だけで心はヒトのまま。
そこで絹糸を作って生計を立てていたが、もはやそれでは食べていけない。
そこで代わりにアヘン栽培に手を出させたのが社長と浪岡。
社長の熱狂的な信奉者に、ボディガードの東。
子供に長男、長女、次男がいる。
社長は有能な次男を後継者にと考えていたが、次男は野心家だった。
自分の地位さえ危ういと感じた社長は一転、次男の排除を試みるが
暴力団と繋がっていた次男の前に、すべてを権力を奪われてしまう。
「お前は殺す価値もない」といわれるが、その際に曝した醜態に幻滅した東によって、後に殺される。
プレイヤーたちは村を焼いて脱出。土蔵に監禁されていた4人の人を助けました。
そしてエンディング
「ところで、最後助けた人は誰だったんですか」
GM「えーと村人の呪いを解くために派遣された影の一族のきょうだいの兄ですね」
「え?何それ。呪いとか解けるの」
GM「妹も出ていたんですけど……」
「ああ、何かいたな」
GM「で、こっちの女性は八百比丘尼です」
「え! あの八百比丘尼ですか」
GM「ええ。この村の呪いに関係する伏線を悉くスルーされてしまいましたので、あーだこーだで、こーだあーだなんですよ!」
積み残された謎というか設定が山積みになって、あたふたあたふたしてるところで
目が覚めました。