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ゴーストキラー――クロス:ネクスト2――完結しました

いつもありがとうございます。せてぃです。

表題の通り、完結しましたのでご挨拶とちょっとした裏話を。

狙ったわけではないんですが、連載期間はちょうど1年間でした。11万字に満たない作品で、ここまで時間をかけてしまうのが、いまのわたしの実力というところでしょう。この半分、いや、3分の1くらいで書けていた頃を思うと、まあ、そういうことだよね、とは思います。

とは言うものの、この作品を書いていた時間は本当に楽しかったです。多くの人に読まれたい、とも、多くの人が共感できるストーリーにしたい、とも思わず、この作品の根底に流れているテーマのひとつの通り、「やりたいようにやろうぜ」を合言葉に書き上げた作品ですから、そりゃあまあ楽しいわけで。

これもまだわたしの作品を読みたい、と言ってくださり、本当に読みに来てくださる方があってのこと。正直なところ、日々の忙しさ(主に息子のこと)から、何かを創作するなどという思考はほぼ動かなくなっていましたが、そんな方の声のお陰で、こうして作り上げる愉快な時間が持てたことは、幸せな人生と大袈裟ではなく思っています。



今回の作品は、わたしという人間のアクの強い部分であり、何よりもわたしが創作活動を通して持ち続けてきたテーマのひとつを落とし込みました。それは主要キャラ2人の創作裏話をすると、わかりやすいかな、と思います。

①イブキ
本作の主人公。ですが、絶対に主人公として選ばれないような主人公を選んで書きました。
例えば少年誌でいうなら、このストーリーではイブキは間違いなく脇役で、ミナトかコウキが主人公になると思います。人のためではなく、あくまでも自分が決めた自分のためだけに生きる、誰にも共感せず、誰からの干渉も許さない、そういうモブ、もしくは敵役っぽさを全開にしたキャラです。よくいる主人公の行動に右往左往しながら、どうにか生き残る市民、みたいな。そして明らかな主人公各のキャラが、そんなモブに諭される。そういう話にしたかったわけです。
このストーリー自体、まずミナトが創造されてから始まっています。イブキはミナトの対比です。では、ミナトは、というと、

②ミナト
わたしの創作活動を通して持ち続けてきたテーマのひとつに、

「そうとしか生きられなかった人間のストーリー」

があります。

どういう意味かと言えば、よく聞く、

「努力すれば人生は好転する」

ようなストーリーとは、真逆の話、ということです。

ミナトは『非強化』として生まれ、虐げられ、それでも生きる目的を見出だし、そのためにグレイに心身ともにささげ、努力した挙げ句、望む力を得られなかった、としてその道から外された男です。

わたしはこの世に成功者と失敗者があるのであれば、そこの二者を分けるのは『運』だけだと思っている人間です。おそらく、努力するのは当たり前のことで、それが無駄になることはなく、その人の身には付くものの、それが望む形になるかどうかは、純粋に運でしかない、と。

その意味で言えば、ミナトは運を味方に付けられなかった。目指してきたものから外れ、望む形から外れてしまった。その後は自ら選び取ることはできず、なるようにしか、そうとしか生きられなかった。そんなキャラです。

ただ、ああいう終わり方にしたかったのは、成功と失敗を二者に分けるのは運でしかないが、その運は引き寄せることができる、と思っているわたしのもうひとつの創作テーマからです。

ミナトは最後の最後で自分の想いを他人に晒した。それがイブキを動かし、ああいうストーリーの終わりを迎えることができた。それは偶然ではなく、他人との縁を心から信じ、言葉にして伝えることができたからだと思っています。



長くなりましたが、そんなことを考えながら書いていた楽しい1年間でした。お付き合いいただき、本当にありがとうございました。こういう機会をいただけたこと、それもまた、縁が生んだ運なのだな、と重ね重ねありがたく思っています。

ちょっとやってみたいことがあり、またすぐ別の作品を書いて公開しようかと考えています。よろしければ、そちらも見に来ていただければ幸いです。

2件のコメント

  • あらためて、完結おめでとうございます~。
    素敵なラストでした。
    ちょうど1年なのですね。時の流れは早いものです。

    別作品ですか! 楽しみです~。
  • 1年間のお付き合い、ありがとうございました。

    この作品を書いている間に、ある絵師の方から刺激を受け、ちょっとやってみたいことができたので、それをやろうと思っています。正直、まだ何を書くかも決めてないんですが…

    その時は、またお付き合いいただければ幸いです。

    本当にありがとうございました
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