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レビューを頂きました! クラゲ虫が湧く、十二月 その10

レビューを頂きました!

↓レビューを頂いた作品URL↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892681106


以下、レビュー内容。

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たぶん、おそらく、やっぱり……。
★★★ Excellent!!! 如月ふあ

クラゲ虫ってなんだろうと思いながら読み進めた。
どうやら、同棲している彼女の今の状態のことをクラゲ虫と呼ぶらしい。

彼女は布団のなかにいる。
海苔の佃煮のようになって。納豆のように糸を引いて。生焼けのシーフードグラタンのような匂いがする。

機嫌を損ねた彼女のためにプリンを買って戻った主人公。変わり果てた彼女の姿を見て彼は思う。不貞腐れた末にこうなってしまったんだなと。まるで感情が凍りついてしまったように。
翌日も変化のない彼女に対してこう思う。食事をしなくても大丈夫なのだろうかと。

クラゲ虫と名前があるということは、この世界ではよく起こる現象なのか。
主人公はなぜ、彼女がまた元通りになると信じているのか。
誰にも警察にも届けずに、いつも通りに会社に行けるのはなぜか。

答えはない。全ては読者に委ねられている。
彼女の想いは分からず、彼の想いも不透明なまま。
触感と匂い。凍った感情が溶け、一気に溢れ出る様。
非現実的ななかに、どこにでもある男女の愛情の形がはめ込まれ、違和感と共感との間で、読者は彷徨うことになる。

この奇妙でエロティシズムに満ちた世界に、貴方はどんな解を見出すだろうか。
たぶん、おそらく、やっぱり……。

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最後のが、小説のフレーズを引用してくださっていて嬉しいですね。如月ふあさんは冷静な気持ちで俯瞰的角度から読んでくださるので、感想など大変ためになります。

↓今回のレビューを書いてくださった如月ふあさんのページへは下記URLから↓
https://kakuyomu.jp/users/kisaragi-fua

現時点でカクヨムコン5には投稿されていないようですので、『ONE』をお薦めさせて頂きます。心理描写、情景描写、メタファーなど、小説における表現技法が詰まっていて、大変勉強になりました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882957741

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