レビューを頂きました!
なんのレスポンスも無いのに続けてきたツイートに大掛かりなリプが付いたような、つまりはようやく世界から相手にされた気分です。
以下、レビュー内容。
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《死》を嫌おうと死を愛そうと
★★★ Excellent!!! 夢見里 龍
死生観。生と死は、人類の永遠の命題だと想います。
日本では古事記や日本書紀に綴られた伊邪那美伊弉諾の神話からも窺えるように、死は穢れであり遠ざけるべきものであるという意識が根づいてきました。輪廻転生が強く信じられる地域もあれば、古代エジプトのように新たな人生の幕開けとして言い伝えられた地域もあります。
こちらの小説のなかでは、25歳になると死の権利があたえられ、みなに祝福されながら自殺します。長寿ほど恐ろしく絶望的なことはありません。
ひとはかならず、死に至ります。如何なる職につき、幾何の名声を得、富を築きあげて、歴史に名を遺す偉業をなそうとも、その結末だけは平等です。
如何に死を恐れ、遠ざけようと。如何に死を愛し、その幸福を語ろうと。
《死》という事実にはなんの影響ももたらさないのです。
なればこそ。
我々は死に邁進しながら、なにを残し、なにに抗うべきなのか。
非常に重い題材を取り扱った小説ですが、読後のきもちはむしろさわやかです。
情事の描写がありますが、これは生と死の仮想体験の比喩ともいえると思います。この小説になくてはならない要素ですし、描写も美しく素晴らしいです。
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なるほど。情事のシーンにはそういう意味があるんですね。ってお前はなにも考えてなかったんかーい!
小説の面白いところは、こうやって作者の思惑を超えて、さらに高次元で解釈が巻き起こることなんですよね。「これはこうなんじゃないか」「あれはあーだったのではないか」と、考えることが読書だと思いますし。
それに、直感というのは蓄積された計算だとも言います。私はほとんど無意識的に「情事のシーンを入れよう。じゃないとダメだ」と思って入れました。ゲネが出てくるんだからネサとのセックスは必然だし、その後の自慰も当然必要なわけで……。といった感じで。
これは直感的に書いたわけですが、つまりは蓄積された計算だったのかなと思うわけです。ですからきっと夢見里龍さんが仰られている「生と死の仮想体験」もきっとその通りなんだと思います。
電撃小説大賞で最終候補まで残るほどの実力者である夢見里龍さんのページへは下記URLから
https://kakuyomu.jp/users/yumeariki電撃小説大賞を惜しくも逃したものの、もうすでに前を向いておられ、カクヨムコン5に参加中のようです。
作品は
長編 現代ファンタジー部門
《ものけの姫と鬼紛い》 新連載
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892411915短編 現代ファンタジー部門
《女は蛇を飼っている》
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889383287《彼女の裳裾は濡れている》
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890722850です。
とんでもない実力者が参戦したことでビビってますが、コンテストはこうやって盛り上がっていくのかなと思うので、とても楽しくも思います。