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本当にこんな非道徳な小説を書いてもいいものか

 自分の中でいかに正義が通っていようとも、他人から見れば非道徳であるという事はあります。
 今書こうとしている小説がまさにそれで、自分はこれを書かずにはいられないのだが、恐らく他人はこの小説を良く思わないだろうなと思うのです。

 そんな折、こんな言葉に出会いました。

「誰にも打ち明けるすべのないことを告白する――ただそのためにのみ、書物は書かれるべきだ」
 E.M.シオラン著「生誕の災厄」より

 あまりのタイミングの良さに、運命に背中を押されているように思いました。延いてはシオランに背中を押されているような。

 ともかく自分は書く事に決めました。

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