石燕　鴎

青年は会社帰りに、知らない駅に辿り着いた。 近くでは夏祭りが行われているようだ。 覗いてみると、そこはキラキラした世界。 大人に憧れ、夢を抱いていた頃の少年の記憶が蘇る。 ある夏…

私が好きになった人は、交換日記の君。 控えめで、運動と魔術は苦手で、目立たないタイプ。 歌が上手くて、クラシック音楽に詳しい。 読書が好きで、優しくて、人を想う気持ちは抜きん出て…

カフェに憧れた少女 カフェを作りたい少年 この二人が出会ったのは 宇宙でした。

幼なじみを助けたぼくは、幼なじみに棄てられてしまった。 どうして？ ぼくは、ゴミ掃除をしただけだ。 キミを恐怖に陥れようとするものから、助けただけだ。 ────────────…

綿津見( https://twitter.com/unclear_09 )さん主催『#WEB夏企画 あの夏を幻視する』という企画( http://un09.net/s2/inde…

極端に空気の読めない落ちこぼれの花澄と、極端に合理的で歯に衣着せない物言いの凛。正反対の不器用な二人が狭い文芸部室で食べるのはドロップス。花澄の性格の理由とハッカ味のドロップが気…

「白い人」として世界と雨に守られながら生きるウサギ（人名です）とその生活を支えるAIカンリ。ウサギは外のさまざまなことを読書を通じて知っていく中で、守られながら生きる自分に次第に…

祖父の葬式の後、私は戦前の教科書を見つけた。その教科書の持ち主は祖父の次兄。 旧海軍に所属し、戦死したその兄を評した祖父の言葉が、どうにも納得はできなくて。 そして、その人のこと…

公園で暇を持て余していた青年。空から降ってきた竹輪を見つけ，そこから奇妙な出来事に引き込まれる。

やり場に困る不安に駆られて、家を飛び出した深夜2時。走り抜けようとした公園で僕は、皇女様に出逢った。 僕と彼女の夜が、ここから始まる。 ＊基本的に日常系ですが、ちょっと話が動い…

　両親代わりになってくれた義母は、自分の幼少期から仲良くしてくれたお姉さん。 　慕う気持ちが恋幕に代わりお姉さんに思いを告げたい高校生の息子と、アタックをわかっているのかわかって…

時は大正時代。 品川のとある商店は、兄弟が多いことで有名だった。 そして、その家は狐憑きだとも。

突如，日本にやってきた「奴」によって支配された世界で，葛藤する青年の物語。

冴えないオタクメガネこと、俺——栄彩也（さかえ さいや）は、学校一の有名人、西園久遠（にしぞの くおん）に嘘告白された。 その恵まれた容姿ゆえに降り掛かる恋愛話に鬱陶しさを感じて…

現代の大学を舞台にした、『死神盗難事件』！ 『日常の謎』なので、人は殺されません。 大学4年生の初夏。 渡貫　詳（わたぬき　しょう）は、『お悩み相談サークル』に所属している。 …

　転生した高姫星理愛は冴えない冒険者として過ごす内に仲間と共に全滅し二度目の転生後、セリア・シトルークとなる。 　一度目はＲＰＧのような世界だったのに対し、今度の世界は魔法が使え…

少女チェントの波乱の生涯を書く、剣と魔法のダークファンタジー。 親を失った幼い兄妹は、２人きりで生きねばならなかった。 兄は、日々の苦しさと怒りを妹にぶつけた。妹はただ耐え忍ぶし…

物語にふれたとき、それを生み出した作家さんを応援したい、と思う場面があるはずです。 「書く」かたにも「読む」かたにも、きっと。 もしも、ためらいから一歩を踏み出せないかたがいらし…

主人公・森山冬弥（高校３年）には気になる女の子がいたが、思いを打ち明けられないでいた。 そこへ、バンド仲間から学祭の花火大会をその子と見るように勧められるが……。 冬弥の大学時…

かわいい、にがんがらじめになる話。 かわいいって簡単で難しい言葉だなと思って書きました。 ちなみに私もかわいいとよく言ってしまいます。 ※服屋の店員さんに失礼な文章でしたら、すみ…

バトル、ギャグ、恋愛。 ただそれだけの物語。

　二〇二〇年七月一日。つい三週間前、この星は病に犯された。 　『世界終末病』と呼ばれるそれは、とある異星による侵略行為らしい。 　日に日に世界は、地球では解明できない超科学のワ…

大学入試を明日に控えた僕。しかし、そんな僕に大きな問題が訪れていた。 少年が、ただ寝られなくて悩むだけの話です。実体験を若干脚色しています。

▼第6話までのあらすじ▼ 　絶大な魔力を秘めるという魔結晶を手に入れたファフに目を付けた最高位冒険者のチナ。 　彼女は転移の魔術を開発したが、その完成には魔結晶が必要だという。 …

　都内の大学に通う２０歳の「晴樹」は、祖父の訃報を聞き田舎の実家に帰ることに。その日、祖父の遺言に従い、祖父の店だった居酒屋でハイボールを作ってみたところ、「誰か」が店に入ってき…

かつて。「彼」から贈られた手紙のことを思い出した。 そこに綴られた流麗な言葉が、在りし日を生きた人達の姿を如実に思い起こさせる。 朝、樹の上で目が覚めた「彼女」は、世界を見下ろし…

妻を失った東吉は、山奥のあばら家に身を寄せ、酒に頼るさびれた生活をしていた。 そんなある日、東吉は「生きた人形」を拾う。 最初は恐ろしく思ったものの、失った妻と自分の子のように思…

貴女に操られるように、私は己の心臓に銃で穴をあけた。 ぽっかり空いた小さな穴。埋められるのは貴女しかいない。 だから、私は貴女の心臓が欲しい。 とある時代。とある場所で。 これ…

中国大陸のいつかどこかで旅をする二人の話。

2020年3月『カクヨムWeb小説短編賞2019』最終選考に残りました。 ある日、彼らは不運にも交通事故に遭い亡くなります。 しかし目覚めると、神様らしき人物から「転生の権利を…

恋を諦めた私へ 告げることなく諦めた。だけどせめて物語りの中の彼女には幸せになって欲しい。ーーと言うテーマ。 物静かで心の底での感情の起伏が激しくない主人公、海道みちるは23…

夜の公園。池に行くと、男が一人ブツブツ言ったり一人笑いしたり。 よくある怪談噺でございます。 自作落語。っぽいもの。 通しでやっても5分しかない。

もとは仏僧。転じて切支丹修道士。最後は切支丹弾圧の尖兵。 奇妙な人生を送った不干斎ハビアンは孤独だった。 血まみれの晩年を送った彼の元にやって来たのは林羅山。 二人はかつて歴史に…

ちょっとした悪戯心から計画された犯行。それは、七夕の夜にあるものを盗み出し、より大きな幸せへと変える、そんな企てだった。“雨”が降ったら計画は失敗。犯行は無事に成し遂げられ、愛す…

モテない大学生３人組。 「どうして俺たちはモテないのか」について真剣に考えた挙句、ついにひとつの回答にたどり着いた。 俺たちにはアレが足りないのだと。 これは、その足りない「…

現実世界と同じように一日ずつ進行する『令和な日々』を通して、 あなたも彼女たちと同じ時間を過ごしませんか？ 陽稲はロシア系の血を引く妖精のような姿の愛にあふれた少女。 ファッシ…

明治時代(過去)と現在に繋がるストーリーです。 時は明治、西洋の文化が一気に押し寄せ[文明開化]が起きる。 華族令嬢、秋本 礼子《あきもと れいこ》(通称三姫《さんき》)…

女々しい僕——大道将一はいじめられていた。 そんないじめっ子から将一を助けたのは同じクラスの枢木理央。 その戦う姿はさながらライオンのよう。 だが、実際は助けた訳ではなく……極度…

会話らしい会話をすることもない、クラスメイトの彼女と彼。 そんな彼からの頼み事を断る理由も思いつかず、彼女は彼のあとをついて行く――――。

出てくるのは三人。 一人目は恋に落ちた｢私｣。 二人目は｢私｣の片想いの相手、｢あの人｣。 そして三人目が、｢あの人｣の想い人である｢あの子｣または｢別の子｣です。 少し跨いで…

ホームレスの写真を取っていた僕は老人から不思議な話を聞いた……。 この作品は、2016年5月28日公開時、現代ドラマ週間ランキング第1位でした！ ありがとうございます！^^…

女優の妻とアイドルの娘・・・二人の愛に耐え切れなくなった俺は逃げ出した・・・。 逃げた先に待っていたのは・・・双子姉妹のアイドルユニット・・・。 ・・・お願いだから、どうかそ…

太陽は真東から昇り　真西に沈む その日を忘れないために 懐かしいあの頃を思い出す――――

本で殴って戦う【学者】という職業を神に授けられた女の子が、本を買うお金がないので丸めた新聞紙でゴブリン（？）を叩き潰して回る話。

人の抑え込んだ感情が花として見ることの出来る花屋の店長、水無瀬とその花屋のバイトの小森夏の話。 反応がよければ連載するかも

ある洋館での夏の一日。 行き詰まった関係の二人……どうしようもないこの現実を変えることが出来るのか。 ※ラストを少し書き加えました。

ある日、珍しくファミレスに連れて行ってくれたお母さんが言った。 「あたし、再婚しようと思うんだよ」 その相手はきっと大好きな幼馴染みの純くんのお父さん。 つまり――？

メンヘラ女に刺されタクシは女神に半強制的な異世界転生を果たした。上手いこと聖剣を手にしたタクシだったがなんやかんやで逃亡者となってしまう。この世界で求められる自身の役割をガン無視…

高校一年生の一夏は、ある日ギターを背負い学校へ忍び込む生徒を目撃する。ギターを背負っていたのは、軽音部の陽先輩だった。一夏はその日から、陽先輩会いたさに軽音部の部室へ通い詰める。…

今年のクリスマスは許嫁で大好きな柚兄様に想いを告げたい……。 １４歳の女学生・柊子は、そう願いながら、手作りのプレゼントを柚希に贈ろうとマフラーをこつこつと編んでいた。 でも、…