• 異世界ファンタジー

【奴隷王】第3.5話 エーリィと初めての夜

◇◇◇

注意
宗教的描写の強い話になります
苦手な人は注意してください


◇◇◇


「ぼくの名前はアキラ。あなたの名前は?」
「私はエーリィといいます」

 月明りに照らされた路地裏。

 ぴったりくっつく体からエーリィの体温を感じる。

 それと、胸のあたりに感じる柔らかい感触。

 泣いて、少し落ち着いてくると、今度は気恥ずかしさがでてきた。 

「あの……」

 なんだか悪い気がして、体を離そうとするけど、狭い通路に二人。
 壁が邪魔して、離れられない。

「大丈夫ですよ、アキラさま」

 エーリィの手が優しくぼくの背中にまわされる。

「あ、あの……
 このままだと、その……」

 胸の鼓動が早くなるのがわかる。
 体をよじると、こすれて……

「ん……」

 エーリィの口から色っぽい声が漏れた。

「大丈夫、私に任せてください」

 あ、そこは……

 エーリィの手が、今度は足の付け根のあたりにのばされる。

「そ、そこは……」

 そこにあるのは、ぼくの……魂っ!

 やさしくなでられると、魂に力がみなぎってくる。

 き、きもちいいっ!!
 人に触られると、こんなに気持ちいいんだ……

「あっ!」

 エーリィがかがんで、ぼくの魂を覆っていたものを脱がす。

 すっかり力がみなぎっている魂が、天へ向かっておおきく跳ねる。

 エーリィは、ぼくの魂にそっと触れると……

「ふわぁっ!!」

 ぼくの魂を口に含んでしまった!

「あっ! ああっ!!」

 暖かくて柔らかい感触が、ぼくの魂を包む。
 あまりの気持ちよさに、魂が爆発してしまう!!

 思わずエーリィの頭を乱暴につかんでしまった。

「んっ! んんっ!」

 エーリィが苦しそうな声を出すけど……我慢できないよ!!
 頭にぐりぐりと腰を押し付ける。

「ああああっ!!」

 爆発した!
 ぼくの魂がっ!
 エーリィの口の中で爆発してしまった!

「んっ!んっ!」
「あっ! ああ……」

 魂から、全部を吐き出す。

 そのあと、すぅっと冷静になる。

 そんな……
 ぼくはなんてことをしてしまったんだ……

 女の人の口の中で、魂を爆発させてしまうなんて……

「はぁ……」

 エーリィは、魂から口を離すと、うっとりとした顔でぼくを見上げた。

 唇が、うっすら濡れて月明りに反射していて……
 ああ、あの中でぼくの魂は爆発してしまったんだ……

 エーリィは、再びぼくの魂に口づけした。

 まだ、爆発したてで敏感になっているぼくの魂が、電気が流れたような感覚に襲われる。

「あっ! まって!
 まだ、無理……っ」

 でも、エーリィはやめてくれなくて。

「ああっ!!」

 頭がおかしくなりそうな感覚の中で、再び魂に力がみなぎっていくのを感じる。

 すると、エーリィはぼくを押し倒した。

「え……もしかして……」

 月がエーリィの顔を照らす。
 こんなきれいな人は、ぼくの上にいる。

「はぁ……はぁ……」

 エーリィの息が荒い。

 ぼくの魂が、天国への門に当てられた。

「ま、まって! それって!」

「んっ!」
「ああっ!!」

 ぼくの魂がっ!
 エーリィの天国の門をくぐって、天国へと入っていった!

 ぼくの魂が、柔らかくてぬるぬるした天国に包まれている。
 魂の先端が熱くて……

 これが天国なんだ……

「あっ! あっ! ああっ!!」

 エーリィは、ぼくの上でまるでロデオにのって遊んでいるように動く。
 そのたびに漏れ響く声が、ぼくの頭を溶かすようで、なにもかんがえられなくなる。

「はぁ! はぁ! はぁ!」

 あまりの快楽に、呼吸が苦しいっ!
 でも、こんなのって!

 あっ! まただ!
 また魂が爆発してしまう!

「ば、爆発する!まって!」

 ぼくはエーリィを押すけど、その腕に力が入らない。
 ダメなのはわかってるけど、止められない!

 そのまま、天国で爆発してしまいたい!!

「大丈夫ですからっ!
 そのままっ!!」

 エーリィも止まらない。

「ああ! あああああっ!!」

 爆発した!!
 天国の中で、魂がっ! 爆発したぁぁぁぁ!!!!

 エーリィが、ぼくに体を押し付けてくる。

 天国が、ぼくの魂からすべてを吸い取ろうと収縮しているのがわかる。

「あ……ああ……」

 やってしまった……



 だんだん、落ち着いてくるのがわかる。
 ぼくとエーリィはまだ繋がったままだけど。

 エーリィの細い体を、月明りが照らす。
 彼女は、儀式の余韻を楽しむように、ぼくの頭をなでた。

 やがて、すべてを吐き出した魂が、エーリィの天国から吐き出された。

「どうでしたか?」

「……最高でした」

 この世界へやってきて、怖いことや不安なことばかりだったけど、いいこともあった。

 ぼくはエーリィに抱きしめられて、この世界でもなんとか頑張っていこうと思えた。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する