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注意
宗教的描写の強い話になります
苦手な人は注意してください
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「ぼくの名前はアキラ。あなたの名前は?」
「私はエーリィといいます」
月明りに照らされた路地裏。
ぴったりくっつく体からエーリィの体温を感じる。
それと、胸のあたりに感じる柔らかい感触。
泣いて、少し落ち着いてくると、今度は気恥ずかしさがでてきた。
「あの……」
なんだか悪い気がして、体を離そうとするけど、狭い通路に二人。
壁が邪魔して、離れられない。
「大丈夫ですよ、アキラさま」
エーリィの手が優しくぼくの背中にまわされる。
「あ、あの……
このままだと、その……」
胸の鼓動が早くなるのがわかる。
体をよじると、こすれて……
「ん……」
エーリィの口から色っぽい声が漏れた。
「大丈夫、私に任せてください」
あ、そこは……
エーリィの手が、今度は足の付け根のあたりにのばされる。
「そ、そこは……」
そこにあるのは、ぼくの……魂っ!
やさしくなでられると、魂に力がみなぎってくる。
き、きもちいいっ!!
人に触られると、こんなに気持ちいいんだ……
「あっ!」
エーリィがかがんで、ぼくの魂を覆っていたものを脱がす。
すっかり力がみなぎっている魂が、天へ向かっておおきく跳ねる。
エーリィは、ぼくの魂にそっと触れると……
「ふわぁっ!!」
ぼくの魂を口に含んでしまった!
「あっ! ああっ!!」
暖かくて柔らかい感触が、ぼくの魂を包む。
あまりの気持ちよさに、魂が爆発してしまう!!
思わずエーリィの頭を乱暴につかんでしまった。
「んっ! んんっ!」
エーリィが苦しそうな声を出すけど……我慢できないよ!!
頭にぐりぐりと腰を押し付ける。
「ああああっ!!」
爆発した!
ぼくの魂がっ!
エーリィの口の中で爆発してしまった!
「んっ!んっ!」
「あっ! ああ……」
魂から、全部を吐き出す。
そのあと、すぅっと冷静になる。
そんな……
ぼくはなんてことをしてしまったんだ……
女の人の口の中で、魂を爆発させてしまうなんて……
「はぁ……」
エーリィは、魂から口を離すと、うっとりとした顔でぼくを見上げた。
唇が、うっすら濡れて月明りに反射していて……
ああ、あの中でぼくの魂は爆発してしまったんだ……
エーリィは、再びぼくの魂に口づけした。
まだ、爆発したてで敏感になっているぼくの魂が、電気が流れたような感覚に襲われる。
「あっ! まって!
まだ、無理……っ」
でも、エーリィはやめてくれなくて。
「ああっ!!」
頭がおかしくなりそうな感覚の中で、再び魂に力がみなぎっていくのを感じる。
すると、エーリィはぼくを押し倒した。
「え……もしかして……」
月がエーリィの顔を照らす。
こんなきれいな人は、ぼくの上にいる。
「はぁ……はぁ……」
エーリィの息が荒い。
ぼくの魂が、天国への門に当てられた。
「ま、まって! それって!」
「んっ!」
「ああっ!!」
ぼくの魂がっ!
エーリィの天国の門をくぐって、天国へと入っていった!
ぼくの魂が、柔らかくてぬるぬるした天国に包まれている。
魂の先端が熱くて……
これが天国なんだ……
「あっ! あっ! ああっ!!」
エーリィは、ぼくの上でまるでロデオにのって遊んでいるように動く。
そのたびに漏れ響く声が、ぼくの頭を溶かすようで、なにもかんがえられなくなる。
「はぁ! はぁ! はぁ!」
あまりの快楽に、呼吸が苦しいっ!
でも、こんなのって!
あっ! まただ!
また魂が爆発してしまう!
「ば、爆発する!まって!」
ぼくはエーリィを押すけど、その腕に力が入らない。
ダメなのはわかってるけど、止められない!
そのまま、天国で爆発してしまいたい!!
「大丈夫ですからっ!
そのままっ!!」
エーリィも止まらない。
「ああ! あああああっ!!」
爆発した!!
天国の中で、魂がっ! 爆発したぁぁぁぁ!!!!
エーリィが、ぼくに体を押し付けてくる。
天国が、ぼくの魂からすべてを吸い取ろうと収縮しているのがわかる。
「あ……ああ……」
やってしまった……
だんだん、落ち着いてくるのがわかる。
ぼくとエーリィはまだ繋がったままだけど。
エーリィの細い体を、月明りが照らす。
彼女は、儀式の余韻を楽しむように、ぼくの頭をなでた。
やがて、すべてを吐き出した魂が、エーリィの天国から吐き出された。
「どうでしたか?」
「……最高でした」
この世界へやってきて、怖いことや不安なことばかりだったけど、いいこともあった。
ぼくはエーリィに抱きしめられて、この世界でもなんとか頑張っていこうと思えた。