知ってる人は知ってると思いますが、私は熊本在住です。
で、7月28日。大地震に見舞われました。
酷暑に耐えかねてしばし、万年床に寝転がって冷房の風を浴びていたんですが、ふと目を覚ますのとほぼ同時に、なんかもう形容しがたい、しいて言えば床板が割れんばかりの激震が下から突き上げるように襲って来たんです。
口をついて出た叫びのまあ間抜けだったこと――「大地震だぁああ!?」
とまあ、こうですよ。
2016年の熊本地震の記憶もまだ冷めやらぬ、人によってはまだ生活の再建も途半ばという所にまたしてもの無慈悲な一撃でした。
とは言え、前回の本震に比べるとまだ微妙に甘っちょろい感じ()の揺れ。揺れた時間も短かったし、時間も16時かそこら。外は明るい。
揺れが収まって階下にいた父の無事を確認すると、車を出して近隣のスーパーへと飲料水の確保に向かいました。
震源がどこか、とかもその時点では分かりませんし、被害の程度も未確認。前回は水道網の水源近くが震源で、甚大な被害を受けて2週間前後の断水を経験していたので、とにかく最悪の想定で動いたわけです。電気は前回も送電が維持されてましたが、ガスは停まってましたしね……コメはあっても研げないとか、この暑さの中で飲み水がないとかは避けたかった。
表通りに出てみると、皆考えることは同じという事か。最寄りのスーパーへと続く道はひどい渋滞を起こしていて、着くころには何でも品切れになっていそうだったので、進路を変更してメインストリートから少し外れたドラッグストアへ。数種類ある中から高い方の水を6本と、後はレンジで温められるパックのご飯を10食ほど確保して帰宅しました。
ドラッグストアの店員さんは最近熊本へ来たそうで、前回の地震を直接に知らないという事だったので「断水するかもしれないから水を今のうちに少し確保しておくのがいいですよ」と耳打ちしたりした。
結局我が家の近辺一帯は断水も停電もなかったのですが、あの店員さんがどこから通勤して来てるかとかわからなかったですしね。助言が役に立ってるといいのですが。(断水などなく無駄になってればもっと良いですが)
前回の地震は4月の半ばでまだ炬燵片づけてないくらいの時期、気候もやや肌寒いくらいでまだマシだったのですが、今回は真夏でこの酷暑。
被害の大きい地域の被災者の方々はさぞ大変だと思います。
配給の水、1日500mlだってさ……足りないよ? 人間は1日1リットルから2リットルの水が必要なんだぜ。
twitterの方でもちょっとフォロワーさんとやり取りしましたが、10年経ってまだ各所の学校体育館とかが避難所としての設備、準備を完了できてないのはやっぱり行政の落ち度であろうと思います。
市議会の議事録とかを時々配布物で見る機会があるのですが、「エアコンはいらない」「強い心が培われない」といった横槍を入れる市議、県議が後を絶たなかったですし。
その一方で計画に疑義が出るレベルの予算をつぎ込んで、市庁舎を建て替えようとかしてたり。お金の使いかたがとにかく間違っていると感じます。
街の真ん中にでっかい建物建てて集約するより、地域ごとに分散して必要な機能を持たせる方がいいと思うし、市職員を非正規で賄うのもやめるべき。経験と情報を蓄積したエキスパートを育成しないと対応できないこといっぱいあると思うよ。
避難所でプライバシーや静粛が保たれるような環境整備、冷房設備の充実を進めていれば、車中泊で熱中症死するような人も出ずに済んだかもしれません。
あれだけの災害を経験しても、個人はともかく行政組織の単位になるとあまり教訓を生かせていない、生かそうとすらしていない側面が見えてまあガッカリしますね。
ともあれ私は、私と父は何とか不自由なく生活をつづけられています(母は昨年がんで亡くなりました)。
守れる範囲はこれが手一杯。あとはご近所の一人暮らしのお年寄りに声をかけて、何かあったときに頼ってもらうくらいのことはできるでしょうか。
皆様もどうか、不慮の災害に備えて準備を怠りなく。一掴みの幸運を最大に活かせるようになさってください。