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サトノハズキからの卒業、難波武尚へ

いつも作品を読んでくださり、本当にありがとうございます。

拙い文章ながらも、これまで『鬱と生きる』を多くの方に読んでいただき、時には温かい応援の言葉をいただけたこと、心から感謝しています。
皆様の存在が言葉を綴る大きな力になっていました。

さて、本日は皆様に一つ、大切なご報告があります。

この度、これまで活動してきた「サトノハズキ」を卒業し、本名である「難波 武尚(なんば たけひさ)」として、活動していくことを決意いたしました。

なぜこの決断に至ったかと申しますと、自分のうつの経験や、現在サービス管理責任者として働く中で見えてきた景色を、もっと自分の人生のすべてを背負って、責任をもって言葉にしたい、という想いが日に日に強くなってきたからです。

「サトノハズキ」という名前が守ってくれた場所から一歩踏み出し、一人の人間「難波武尚」として、社会と、そして読んでくださる皆様と、まっすぐに向き合っていきたい。そう考えました。

この卒業を機に、連載中の『鬱と生きる』も、一度リニューアルしたいと考えています。

これまでの物語の核はそのままに、私の個人的な経歴――男4人兄弟の三男坊として育ったことや、サッカー少年が不登校になったこと、町工場の息子が定時制高校を経て福祉の世界に辿り着いたこと――なども交えながら、より血の通った物語として、もう一度、一から紡ぎ直していく予定です。

突然のご報告で驚かせてしまったかもしれません。

これからは「難波武尚」として、より深く、より広く、時にはユーモアも交えながら、「障がい者という言葉のない社会」を目指して言葉を紡いでいきたいと思っています。

どうか、新しい名前での再出発を、温かく見守っていただけますと幸いです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

2025年8月14日
難波 武尚(旧:サトノハズキ)

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