魔王。
世界を焼けるほどの炎と、
空間を裂く槍を自在に操る、圧倒的な存在。
立っているだけで空気が変わるほどの威圧感を持つが、
その強さを誇示することはない。
むしろ、静かに、堂々と“そこに立つ”だけで
周囲を黙らせるタイプの魔王。
ただし──
朔夜だけは苦手。
霊魂だろうと生身だろうと関係なく、
あの浮遊感と余裕の笑みがどうにもダメらしい。
魔王なのに、朔夜が近づくと微妙に距離を取る。
話しかけられると、ほんの少しだけ固まる。
一方で大神とは妙に相性が良く、
気づけば隣で話していることが多い。
価値観は違うのに、なぜかテンポが合う不思議な組み合わせ。
今日もネロは、
炎と威圧をまといながら、
誰かと話す準備ができた顔で立っている。
朔夜以外には、わりと優しい魔王。