終わりかけた世界の片隅で、それでも芽吹こうとする小さな命や、まだ名も持たぬ祈りのような想いを、物語として書いています。 好きな本は、 ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』 J.D.サリンジャー『フラニーとゾーイー』 宮木あや子『雨の塔』 どれも、生きづらさのなかに、ささやかな希望や祈りのようなものが滲んでいる本です。ページをめくるたびに、胸の奥がひりつくような、それでいて救われるような。 現在連載中の『先生、世界にはいくら丼ってありますか?』では、月から堕ちてきた記憶喪失のAIと、飢えと幻聴に悩まされながらも生き延びようとする少女の物語を描いています。 ポスト・ディストピアのスラム街、統制されたカロリー、咲き始めたひとひらの花。世界を少しずつ変えていくのは、声にならない想いかもしれません。 物語が、読んでくださった方の心の片隅に、小さな灯りや種のようなものを残せたら、これ以上の喜びはありません。
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