『主人公になりたかった星』公開!
光か暗黒か。希望か絶望か。境界線に、少女は立つ。
2030年、人類は突如として『暗黒』に襲われた。
感情を喰らい、恐怖を糧に進化する外因性生命体。
人工兵器は無力で、残された希望は人類の内に眠る『光の力』のみ。
光能力の育成のため、世界中に軍事学校が設立された。
55年前、一等星の活躍で脅威は沈静化。
世界は安堵しかけていた――。
2100年3月、中学3年生・粟嶋姫璃は退屈な日常を憎んでいた。
親が決めた優等生の道。
才能でしか価値を測られない日々。
自分の物語を自分で書けない人生。
だが、50年ぶりに現れた『一等暗』が、彼女の街を飲み込む。
命の淵で目覚めた力。
眩いほどの光。
検査結果――一等星。
幼馴染との友情も、世界の均衡も、すべて姫璃を中心に回り始める。
光は、彼女を英雄にするのか。
それとも――孤独な怪物へと変えていくのか。