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出題者スペシャルインタビューVol.7 『ワタクシ』

『関川さん、今回のハーフもなかなかの盛況でしたね。振り返ってみてどうでしたか?』

――そうだなぁ、うん、今回はかなりのカオスになったかな、と。一言でいえば。

『いつもは一人でお題パート書いてましたが、今回はゲストの方にお題パートを書いてもらいましたね。ひょっとして楽するのが目的だったとか?』

――いやいや、そんなこと……はい、少しありましたね。でも今回のテーマが手紙だったので、一人で書くと偏るな、ってのがそもそもです。

『実はお題パートにもけっこう注文つけてましたね』

――はい。好きな作家さんの好きな作品の雰囲気を書いてほしくてですね。今思うとかなりそれで縛っちゃったな、かえって苦労かけたな、と反省しつつもやっぱりお題の手紙読んでてにやけてましたね。特に霧野さんとか、銀鏡さんのとか、久里琳さんのとかね。読んだ作品のキャラクターがまんま手紙書いてくれたみたいで。

『回答者としてはどうでした? いろんな手紙に苦戦したんじゃないですか?』

――それはもう(笑)これまでは自分のお題パートと回答パートは切り離して書いてたつもりでしたが、今回は完全に切り離すレベルでなく、断絶レベルでした。これまでの参加者の苦労を改めて知った次第です。すみません(笑)

『ちなみに今回も連作仕立てで来ましたね。短編は書きづらいとか?』

――たぶん、ストーリーをつなげる作業とか考えるのが好きなのかなと、今回思いましたね。どんな手紙が来るか予想できなかったので、間口の広い設定を考えましたね、まず真っ先に。ま、短編が苦手というのもありますけど(笑)

『さて、ここからは参加者さんからの質問です。まずは愛宕さんから。H&Hを構築する上で、1つのお題のネタと文章を仕上げるまでに、何杯のお酒を消費してますか? 差し支えなければ、お酒の種類や銘柄も』

――ウィスキーをロックで三杯くらいですかね。普段はブラックニッカとかを重宝してます。でもジムビームのんだり、カナディアンクラブのんだり、わりと頻繁に変えてますね。ジョニ黒あたりを優雅に飲むのが理想ですけど、ま、財政もありますし。

『けっこう飲みますね。酔って書いたもので大丈夫か心配になりますね(笑) さてつぎの質問は霧野さんから。カラウリさんはもちろん、フヨウちゃんのキャラクターがとても魅力的でした。キャラクター造形の着想はどんなところから? また、カラウリさんの名前の由来は?』

――そもそも手紙というところから手紙に関する妖怪を調べまして、文車妖妃という
妖怪にたどり着きました、が、かなりおどろおどろしい。ということで真逆の女の子のイメージに切り替えました。この真逆というのはよく使う手法ですね。ちなみにカラウリさんは、鬼灯の冷徹のカラウリというキャラクターからまんまもらいました。とにかく語呂がいいんですよね。

『霧野さんからもう一つの質問です。第一話で異世界から手紙が届いたのでひっくり返った人も多かったと思います。どんな返信を期待していましたか?』

――第一回目の出題はすごく気を使いました。なにより初めて参加しようと思っている方が入りやすいものにしたかったんですよね。同時に今後の方向性も決めるものになるわけですし、さらに書き手それぞれの味が発揮できるような間口の広いものに、なんて考えて設定しました。だからいろんなバリエーションで返信が届いてほっとしました。期待という意味では、特になにかを想定はしませんでしたね。自分の返信をどうしようかとそればかり考えてました(笑)

『なるほど。自分のことで精いっぱいと(笑)さてどんどん行きます、久利琳さんから。 関川さんの生み出すキャラはみんな親しみやすくて魅力的ですが、キャラ同士の関係も微笑ましくって素敵だと思います。関川さん的に、ご自身の作の中から、この二人最高!というベストコンビを挙げるとしたら、どのコンビになるでしょうか?どうせならベスト3組ぐらい挙げていただきたいですね』

――組み合わせで言えば、やっぱりモノノ怪クリニックの山吹先生とクロコですかね。なんといっても書きやすい(笑)あとはカラス天狗の関川さんと平九郎も書きやすかったし、もう少し書いてみたい気もしてますね。印象深さで言えば若君は吸血鬼の若君とさつきコンビも好きですね。この二人も続編を書いてみたい気にさせられますね。もう少し見て見たいというか。自画自賛で照れますね(笑)

『まったく自画自賛ですね。らしいですけど。というか自分の作品好きですよね? まぁそれはともかく、叶さんからも質問きてます。 文体と伝えたいこと、エンターテイメントとしてのバランスについて伺いたいです。
個人的には、ジャンルやキャラクター、視点、その他もろもろの設定から文体が決まってくると思ってます。
(作者の個性によってライト、ヘビーどちら側かに分かれる)
エンターテイメントとしてのバランスは起承転結を意識して見せ場を作ることで定まってくると思ってます。
伝えたいことは、これは考える必要があまりないというか、書いていれば自然に内容に織り込まれてくるし、それ以上の主張はエンタメを阻害すると思ってます。
というのが私の個人的な感覚なのですけど、関川さん的に違うところとか、意識されているところがありましたら、教えて頂きたいと思いまして
 というのも、私の場合、基本的な文体がヘビー路線で、それを如何に軽くするか? という事を意識して書くことが多いのですが、ひょっとしたら関川さんもそうなのかな? と思いまして……』

――丁寧に答えると、まず文体は私の場合はあまり変化させませんね。短文と絵文字でどんどん区切っていくスタイルは共通です。これはもう書きやすいし読みやすいと思うから。エンターテイメントのバランスに関しては、基本的にエンターテイメントに全振りしたいと考えてます。ストーリーとかキャラクターとか構成とか、とにかく読んでいて楽しい、という感覚を持ってもらえるように書きたいと心がけてます。どんなにいいテーマがあっても、読んでいてつらいんじゃ意味がないし、ゴールまでたどり着いてくれないんじゃないかと。アトランティスのつまようじとかボーイズダイアリーなんかはテーマ性が強いと思いますが、とにかくツラツラと読めて、作品のテーマがストーリーの中で断片的に暗示されて、読み終わったときにそのテーマが浮かび上がる、というのが理想だと思いますし、そういうの考えながら書いてました。うまく書けたかどうかは別としてね(笑) ちなみに叶さんはもっと最初から軽い感じで文体をつづってみるのもいいと思いますよ。人生経験も豊富だし、なんか軽い感じのオジサンなんだけど、実はなんか深いこと言ってる、みたいなものが書けると思いますよ。

『語りましたね。もっと詳しくこの辺りを探りたいなら、ナイショ話をご覧になってください。創作エッセイです。宣伝はこんな感じでいいですかね? さて最後の質問は涼月さんから。関川さんへの質問、私もカラウリさんとかフヨウちゃんのネーミングはどんなふうに思いついたのかとか、キャラクター造形はどう考えていったのか気になっております! 後、頭の中を時々フヨウちゃんの声が回ります(笑)カラウリしゃんって♡』

――ネーミングに関しては霧野さんからの質問と同じですね。キャラクター造形に関しては今回わりとすんなり決めました。カラウリさんはちょっと自分の素の部分をもとにしてますね。もうホントに平凡でうだつの上がらない感じ、で、ちょっと良い人な感じ。まぁこういうタイプの人は多いと思うので、親近感がわきやすいだろうと。ということで相方のフヨウちゃんは妖怪ですね。座敷童みたいな感じ。小さいから字が読めない、だからカラウリさんに読んでもらう、という流れがスムーズかなと。でもそれだけではアレなので、文字を吸い取って手紙を成仏させるという特殊能力を持たせたと。まぁ今回は珍しく設定がうまくはまったパターンでした。ほんと偶然ですけど。ただフヨウちゃんみたいな子供の描写はなるべく可愛く想像できるように特徴的な言葉遣いをさせました。これでもいろいろと考えてます(笑)

『ということで、すっかり長くなっちゃいましたね。インタビューありがとうございました。最後になにか一言あれば』

――参加者の方、読んでくれた方、本当にありがとうございました。とっても楽しいハーフになりました! まだ完結してない作品もありますので、たまに覗きに来てくださいね! それからハーフ&ハーフは次回で最終回。もしよかったら参加を検討してくれると嬉しいです!

5件のコメント

  • こんばんは。(^ー^)❤️
    ハーフ&ハーフはながいですが、次回までなのですね。参加してないときもあり、まざれなくて残念です。参加して得るものは大きいと分かっていてもお題の文は誰かしらの下地があってこそのものとなるので、オッケーが出ていてもオリジナルですと言いにくく。気持ちを切り替えて、これは企画なんです!と(書いてありますが)胸をはればいいのですが。私の問題ですね。これからどうしたらいいのかも分かってないママです。( ̄▽ ̄;)。成人した子どももママ言うので。関川さんのプラモのコラムも拝読したいです。息子は部屋散らかってるのに作るのかと聞いたら、学校でだって。逃げたな!模型部なんです。1万円のガンプラ。秋葉原で模型を見てたらアヤツと思ってください。は、話がそれぞー。次回企画も遠くから祈っています。
  • こんにちは。
    苦しくも楽しかったハーフ&ハーフがもう懐かしくなっています。来年でラストなんですよね。
    今ちょうど、若君&さつきちゃんコンビの活躍が佳境に入っています(今頃!) カラウリしゃん&フヨウちゃんコンビも愛らしくて良かったですね。
    あらためまして、おつかれさまでした&ありがとうございました!
  • 関川 二尋様

     質問へのお答え、ありがとうございました😊 
     カラウリさんって、鬼灯の冷徹からだったんですね。しかも、関川さんの分身入り! だから好感度の高いキャラだったのですね(笑)座敷童とフヨウちゃんも、確かにイメージが重なっていますね。可愛いかったです❤️

     ウィスキー派でいらっしゃるのですね。父がウィスキー派なので、実家には絶えることなく何かしらある感じです。私も香りが好きなのですが、アルコール耐性が雑魚なので、香りだけです(笑)父は強いですが、似なかった。人生損してる……

     関川さんの作品では、いつもキャラがきちんと練られている印象です。ブレが無いからすんなりストレス無く読めますし、文章は理論的で無駄が無くて爽やかだなぁと思います✨

     改めまして、今年のハーフもありがとうございました🙇
  • いや、いろいろと返信が遅れてしまった。
    コメントありがとうございます!

    いすみさん、ハーフはまぁブートキャンプみたいなもんですからね。
    なにかのきっかけになるなら、どんどん利用してください。

    久里琳さん、一緒にハーフ楽しんでくれてありがとう!

    涼月さん、そう、鬼灯の冷徹アニメで見てました。
    ちなみにお酒は弱くても、飲めなくても、その場を楽しめるなら問題ないですよね!
    こちらこそありがとうございました!
  • こんにちは! 久々に時間が取れたので、通知を辿って参りました。盛大に出遅れましたが、図々しくコメントさせていただきます。

    関川さまの好きなコンビベスト3は、皆『大人&子供』なのですね。今回もそうですけど。かねてより作品から『父性』のような優しい何かを感じておりましたが、そういうことか…と納得しました。(私も続き読みたいです!)

    そうそう、第一話を拝読して文車妖妃を検索し、そのビジュアルに「ぎゃあ!」ってなったのを思い出しました(笑)
    フヨウちゃんはその真逆のイメージ、か。私もいつかやってみようと思います。真逆。
    鬼灯の冷徹は知らなかったので、試し読みを見てきました。絵柄から怖い話かと思ったら面白かったです。でも読んだ範囲ではカラウリさんは出てきませんでした。残念。

    今更感は否めませんが、今年のH&Hもお疲れ様でした。ありがとうございました!!
    来年の春、最後のH&Hに向けてアップしておきます!
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