今回は文章でもなくキャラクターでもなく『構成』です。
たまに面白い構成をもった作品ってありますよね。
物語のフレームそのものに仕掛けがある。そんな感じのものです。
この間まで連載した『アトランティスのつまようじ』も構成に力を入れた作品でした。三つの物語を絡ませる、というところですね。
ですが、今回は自作はあまり参考になりませんので……別作品から。
知ってる人もいるかもしれませんが、
ウィリアム・ゴールドマンの『プリンセス・ブライド』を例に。
昔父親が読み聞かせてくれたファンタジーストーリーを出版しようするストーリーなのですが……
まずこの主人公、自叙伝のように見せかけつつ、架空の人物になっております。
この人物はドラ息子のためにと、その父親の思い出の本を手に入れるのですが、記憶とは全く違う長大で退屈な物語。
どうやら主人公の父が面白いところだけをつなげて読み聞かせていたようなのです。
ということで、編集者でもある主人公が「プリンセス・ブライド」の娯楽抜粋版とやらを作り出します。
この辺りですでにおかしな話なのですが、プリンセスブライドは愛と冒険の面白い物語であるのは確かなんです。
そして抜粋版を作るにあたり、この本編に容赦なく編集者のコメント・解説が差しはさまれます。
しかも「赤い字」で容赦のないコメント。(文庫本で2色印刷を見たのは初めてでした)
これは、いわゆる入れ子構造という話になると思います。
本編はもう完全な作り話、おとぎ話ですよ、というタイプですね。
でもこの本編がまた箱庭的で、変に作りこんであって面白いんです。
(ちなみに映画化もされてます。こちらも面白かったです)
長々書きましたが……
まぁつまりですね、こういうちょっと仕掛けのある話を書きたいなぁと常々思ってるわけです。
ということでこの構成について、皆さんの思うところ、とか目指したいところとか、この構成はすごかったとか、こんなことに気を使ってる、そんなご意見を披露して見ませんか?
というのが今回の趣旨です。
創作のヒントになる情報として共有できればな、と。
もちろん自作を例にしてオーケーです。
長文ももちろん大歓迎です!