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【モノカキ告解室】物語の構成について

今回は文章でもなくキャラクターでもなく『構成』です。
たまに面白い構成をもった作品ってありますよね。
物語のフレームそのものに仕掛けがある。そんな感じのものです。

この間まで連載した『アトランティスのつまようじ』も構成に力を入れた作品でした。三つの物語を絡ませる、というところですね。

ですが、今回は自作はあまり参考になりませんので……別作品から。

知ってる人もいるかもしれませんが、
ウィリアム・ゴールドマンの『プリンセス・ブライド』を例に。

昔父親が読み聞かせてくれたファンタジーストーリーを出版しようするストーリーなのですが……
まずこの主人公、自叙伝のように見せかけつつ、架空の人物になっております。
この人物はドラ息子のためにと、その父親の思い出の本を手に入れるのですが、記憶とは全く違う長大で退屈な物語。
どうやら主人公の父が面白いところだけをつなげて読み聞かせていたようなのです。
ということで、編集者でもある主人公が「プリンセス・ブライド」の娯楽抜粋版とやらを作り出します。

この辺りですでにおかしな話なのですが、プリンセスブライドは愛と冒険の面白い物語であるのは確かなんです。
そして抜粋版を作るにあたり、この本編に容赦なく編集者のコメント・解説が差しはさまれます。
しかも「赤い字」で容赦のないコメント。(文庫本で2色印刷を見たのは初めてでした)

これは、いわゆる入れ子構造という話になると思います。
本編はもう完全な作り話、おとぎ話ですよ、というタイプですね。
でもこの本編がまた箱庭的で、変に作りこんであって面白いんです。
(ちなみに映画化もされてます。こちらも面白かったです)


長々書きましたが……
まぁつまりですね、こういうちょっと仕掛けのある話を書きたいなぁと常々思ってるわけです。

ということでこの構成について、皆さんの思うところ、とか目指したいところとか、この構成はすごかったとか、こんなことに気を使ってる、そんなご意見を披露して見ませんか?
というのが今回の趣旨です。

創作のヒントになる情報として共有できればな、と。
もちろん自作を例にしてオーケーです。
長文ももちろん大歓迎です!

28件のコメント

  • 関川さんへ

    こんにちは!
    「プリンセス・ブライド」全然知りませんでした。映画にもなっている作品って事で知っていると高を括っていたのに……。これは読むしかない!映画も見るしかない!

    物語の中に物語を作る過程が入っている面白さを感じますね。これは楽しそうな作品です。

    私が今回の「【モノカキ告解室】物語の構成について」で挙げる作品は……「冷静と情熱のあいだ」でございます。

    運よく角川さんの出版でホっとしていますw

    ベストセラーだったので既に読んでいる方は多いと思いますが簡単に説明すると。この作品は二冊に分かれており、赤の表紙が「Rosso(ロッソ)」青の表紙が「Blu(ブリュ)」

    作者はRossoが江国香織。Bluは辻仁成という二人の作家が交互に一つのストーリーを連載していく作品でした。連載中の面白さは恋愛物語を男性視点と女性視点を同時の時系列で楽しむ事が出来たことでしょう。

    しかし、私は連載中の雰囲気は知りませんので、その面白さは伝えられません。単行本で初めて知ったのですが、女性作家が女性視点で恋愛を書かれ、男性作家が男性視点で擦れ違ったり、感情の違いを書かれている構成にビックリしました。

    それが一つの恋愛物語でリアリティがそこにあったように感じます。二冊の単行本のどちらからでも読んでも面白さが違います。私は男性視点から読みましたが最後の結末は書かれていなかったので連載の最後は江国パートで終わったのではと推測しました。

    そして二冊目のRossoを読み始めると、まぁ面白い。ストーリーの大筋は既に知っているので、なぜ女性がそのような行動をとったのか? なぜ彼女はそんな台詞をいったのか? どんどん解明されていく面白さがありました。

    もし逆に女性視点か読んでも違う面白さがあったのではないだろうかと想像させます。

    一つの作品に二人の作者がいるのは反則だなぁっとも思いますが、私のようなヨミ専に限りなく近い存在としては、よく物語がうまく纏まったと思うばかりでした。

    構成としては男女の視点を分けただけですが、作者が本当に違うという面白さ。どのように制作されたか気になりますね。第三者がストーリーを用意して肉付けを作者二人が行ったのか。

    それとも、二人でリレー形式で物語自体を作っていったのか。

    すいません。よく考えると構成というか企画のような事でしたね。

    失礼しましたッ!....((((ヘ_ _)ヘ
  • 関川さん

    「プリンセス・ブライド」も「冷静と情熱のあいだ」も読んでいない叶でございます。もちろん興味あります。

    で、このテーマについてしばらく考えていたのですが、私は自分が読むにはシンプルな設定が好きでして、その中でも心に残っているのは「アルジャーノンに花束を」です。

    「けえかほおこく」で始まり、「けえかほおこく」で終わるこのお話、原文いったいどーなってんの?
    と思って調べてみると、意外にも、中編と長編、二つの話があった、ということをたった今知りました。
    http://english-sea.at.webry.info/200802/article_20.html

    私は長編のほうしか知らなかったのですけど、あまり差はない、ということで原文を読んでみて納得しました。スペルミス多すぎ(笑)

    構成としては至ってシンプルだと思います。ただ、そのシンプルな中に秘められた完成度がすばらしいな、と。これ以上の表現はないな、と

    ぼくもこんなさくいんかいてみたいとおもう。
  • 私も冷静と情熱の間は未見です。
    一つの話を男性・女性の別視点で描くというのは確かに聞いたことないですね。たしかに興味深い構成です。
    誰かカクヨムでやってくれると面白そうな!

    アルジャーノンに花束を、は確かに構成のすごさがありました!
    思い出しました。頭がよくなっていく過程が如実に感じられるのは、まさに小説ならではでした。(邦訳だと漢字も入って尚更ですね)

    どちらも「よく考えつくよな」という構成ですね。
  • 書き忘れを追記

    叶さんの時と霧の奇跡も、同じ事件を別視点で扱う構成でしたよね!
    表面がメインストーリーにあって、種明かし的な裏ストーリーがあって、と表と裏から一枚のコインを眺める構成でしたね。
    今回は作者一人だったのでなおさら大変だったのでは?なんて思いました。でも構成的に凝っていてすごく好きな物語でした。
  • 再び書き忘れを追加

    冷静と情熱のあいだ、この構成を見て思い出した作品があります。
    こちらも一つの物語を別の作者が別視点で書いたコラボ作品です。

    『クロード葉月先生の徒然日記』 如月芳美さん著
    『葉月先生の恋』 六月菜摘さん著

    理化の教師、葉月先生と近所に住む女の子・律を中心に緩やかに流れる一年を追いかけながら、それぞれの物語が紡がれていきます。

    これが、なんか妙に嵌まりまして、途中からだったのですがずっと連載追いかけてギャーギャーとコメント入れて楽しんでおりました。
    また二人がタイプの違う作家さんだったのも面白くてですね、二つで一つの味わい深い話になっておりました。

    ということでぜひ、読んでみてください。
    順番は問いませんが、交互に読むと楽しいかと。

    如月さんの方
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054881546156
    六月さんの方
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054881548812

    あと前述の叶さんの作品
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054881878643

    ちなみにクロード葉月先生とウチの苦労人(くろうど)山吹先生の間には何の関連もございません。
  • あいらさん、コメントありがとうございます!

    ミステリーは確かに構成大事ですよね……

    ちなみにミステリーですごいな、と思ったのは
    アイラ(掛けてるわけではないですよ)・レヴィンの『死の接吻』
    ですね。びっくりしました。

    ちなみに今では賛否両論のようですが……
  • 関川さま
    「ガンダムって…」にレビューと★ありがとうございます。
    そうなんです。ガンダム好きの日課になれば思う壺、いや良い意味で。
    サクッと読んでもらえるをモットーにしてます。
    いやー、いっぱい書きたいんですけどね。
  • 関川さま

    「カミカイ」唐突にホラーに戻されて怖かったです。というか気持ち悪い画を想像してしまいました。

    ガンダムと猫、お読みいただいてありがとうございます。

    僕も、このままではいけないと思いつつ…日々過ごしております。
    なんなんでしょうね~ホントなにやってるんだろう落ち込みます。
  •  こんにちは。
     私は創作の参考やヒントにするために雑記張に思ったことや考えたことをつけているのですが、その中からいくつか抜粋してみます。うしろの数字は書いた日付です。

    《ミステリーの構成の仕方について》
     ミステリーにおける謎は、彼女、あるいは彼についての謎であり、それは世界の謎と直結──リンク──している。
     そしてその謎こそが、現実と夢(幻想、フィクション)を橋渡しするものである。


    《ストーリーの展開のさせ方について》
     主人公、あるいはヒロインと対等(互角)に渡り合える登場人物を出し、彼らの思惑を絡めることによってストーリーは複雑に展開してゆく。さらにその思惑の隙間に別の人物の思惑を挟み込むことで、展開に奥行きを持たすことが出来る。ミステリーやサスペンスであれば、この人物は影の薄い人物である方がよい。もしくは登場するシーンは少ないが、インパクトのある人物など。

     ──2015 5.24


    《ストーリーの構成について》
     物語にはいくつか書き方があるが、ここで二つ上げてみる。

    ・ひとつは複数の登場人物がひとり(ひとつのこと、物)をめぐって思惑を絡ませるということ──タイプ甲

    ・もうひとつはまったく異なる複数の人物(出来事)が次第にひとり(ひとつのこと、物)へと収斂してゆくということ──タイプ乙

    甲……AとBとCという人物がXという人物(物、こと、宝)めぐって争う、もしくは思惑を募らせる。

    乙……AとBとCという人物(出来事)、まったく関係ないように思われたそれぞれの思惑(事件)が、徐々に重なり合い、Xという人物(陰謀、秘密)にたどり着く。

    *上記二つの狭間に、現実と剥離し過ぎない程度に非現実性を差し込む。

    *「霧絵ミルイと物語の神隠し」は甲タイプと乙タイプの混合。
     すなわちケイジと小鳥遊との思惑が霧絵ミルイへ向かう、という意味で甲。
     ケイジと母親、弟、友人たちとの関係性が霧絵ミルイとの逃避行へ至るという意味で乙。

     ──2016 3.25


    《シーンとイベント》
     ひとつのシーンに入れるイベント(出来事)の数はひとつが基本。二つ以上のイベントを入れると、それぞれの印章が薄くなって、伏線としても描写としても状況説明としても上手く機能しにくくなってしまう。
     ただし、ミステリーにおける解決につながる伏線の場合は、あえて複数のイベントの中に紛れ込ませて印章を薄くし、読書に気付かせにくくするという手法もあり。
     いずれにしても大事なのは、そのシーンが物語全体の中でどんな役割、必要性があって描写されているのかを、きちんと自覚するということ。

     ──2016 12.3



     こんなところでしょうか。どれも「霧絵ミルイと物語の神隠し」を書いているときに気付いたことをざっくりと書き綴ったものなので、多少読みづらいかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。あと、ステマごめんなさい(苦笑)



  • 宵待さんコメントありがとうございます。
    雑記帳、私も昔は作ってました。創作話よんだりとか、読んだ本で気に入った理由の分析とか。

    ストーリー構成についても面白い考察ですよね。
    一人で謎を解き明かしていゆく甲パターン
    複数の視点から謎が解明される乙パターン
    こんな感じでしょうか。
    ミステリーは殺人事件に限らず、広く謎を追う物語だと思いますので、確かにこの二つに大別、ミックスされていきそうですね。
    ついでに考えると甲には一人称、乙は三人称がそれぞれあってるのかな?なんて考えたり。
    私のアトランティスではたぶんミックスだったような気がしますね。一人称パートの本編と、別パートでは他人視点の一人称で展開してました。

    シーンとイベントの考察はまさにその通りかと思いますね。
    特にミスリードなんかを呼び込みたい場合は、基本シンプルな構成の方がうまくいくような気がしますね。
    ミルイも肝心の謎の部分が少しずつミスリードされていく様が楽しい物語でしたし。

    こういう話を聞かせていただくのはやっぱり楽しいですね!
  • にひろまるさん、こんにちは!

    当ゲスノートにて、

    にひろまるさんのにひろまる

    通称『意気地なしの肉塊』の扱いが、酷いことになっていて、悪党のさつきまるに代わってお詫び致します。
  • おま! なんてことを(笑)
    取り敢えず私も、がらなまるの保護者として謝っておきますm(_ _)m
  • ズサー。

    m(_ _)m



    「いやいや、ボクがさつきまるの保護者として謝罪します!(ボクらが来た以上、今回の『【モノカキ告解室】物語の構成について』はしめぇだぜ。ククッ)」

  • 「そうはさせるかよ」

    言うが早いかフタヒロの腰で遊んでいたコルトパイソンが火を噴いた。
    余裕の笑みで勝ちを確信していたがらなまるは、驚愕に目を見開き――そして仰向けに倒れ込む。
    コルトパイソンから放たれた弾丸は、狙いすましたように彼の額の一部を削り取っていた。

    「俺の告解室をジャックしようなんざ1000万年早いぜ」

    銃口を口に近づけたフタヒロは、フッと息を吐く。
    息を吹き掛けられた硝煙は、ゆらりゆらめきながら空へと立ち上りメッセージを形成するのだった。

    Let's play with GESU-NOTE!(ゲスノートでやれ!)
  • ここはもはや【ゲスノート】

    どうしてこうなった。
    ボクの近況ノートwww

    ハッ!デジャブが……
  • 次回から【告解室】シリーズに続いて
    【説教部屋】シリーズを始めたいと思います。

    第一回目のゲストは……
  • 第一回目のゲストは……

    さつきまる。改め、佐月詩さんですパチパチパチ。

    ドサッ。

    「むぐぐむぐう」

    さるぐつわに、後ろ手で縛り上げられたさつきまる登場。

  • 第一回目のゲストは……街行く人にインタビューしてみました。

    Q この人をどう思いますか?
    A 「片目にカラコン入れてる人ですよね? えーと名前なんだっけ」

    Q この人をどう思いますか?
    A 「キャー! めっちゃファンなんです。 えーと名前なんだっけ」

    Q この人をどう思いますか?
    A 「ああ、例の終わる終わる詐欺の人でしょ?」

    Q この人をどう思いますか?
    A 「東京ドームに例えたら1488個くらい?のドラゴンの人ですよね」

    さて、この人はだれでしょう、か。
  • (リレーにならないことを祈る🙏)
  • 臨時オープン【説教部屋】
    第一回ゲスト「がらなまる」さん


    弐 代目 が なま よ…
    弐代目 北乃ガラナよ!

    いつになったら壱話目をアップするのだ?
    全10章にしても一章は350文字
    原稿用紙で壱枚未満
    いつまで待たせるのだ……

    その文字数……先コンテスト(webコン)とは比較にならぬ短さよ。

    『がらなちゃんが日帰り異世界ファンタジーを名乗るのは 何かの間違いだったみたいねぇ』

    『がらなまるちゃんさぁ 北乃ガラナの名前汚すなよなぁ』

    ……さっさと書きなさい!
  • とまぁ書きましたが、楽しく書くのが一番です。
    今はリレー小説が気になるご様子。楽しく続き書いてくださいね!
  • なぁに、まだ半月もある。

    もう半月が経ったと思うか。

    まだ半月だと思うか。

    つまりはそういうことだよ(白い歯キラン
  • と、それはさておき

    久方ぶりに盛り上がってますねー

    具体的には、さつきまるぶりw

    しばし歓談せん
  • まさに、さつきまる劇場と化してますね。
    支配人としての腕の見せ所ですね(笑)
  • すんごいキラッキラした表情と仕草で完結したったwww


    ボクの中で――キュピーン。
    て、超必効果音がながれましたもん、
    関川さんのおかげです(笑)

    それにしても、半月スパンでチャレンジカップとは
    カクヨムを盛り上げる為に面白いことを考えますよね。

    ポチポチ新作をアップしたくなる感ハンパないです。

    それこそ、本気で一章350文字とかでいいんじゃないだろうか(笑)
    面白いのは前提としても、連続更新はわりと有効でしょうね。
  • ↑
    ✨そっかー。
    大変ですね。異世界日帰りも書いてチャレンジカップにも挑戦ですか。
    応援します。頑張ってください!✨
  • がらなまるさんが、なんか妙にすっきりしている雰囲気が印象的ですね。
    なにかすごいことをやり遂げたような雰囲気が漂ってます。
    私もがらなまるさんのチャレンジを応援しています!✨
  • こんばんは! くさなぎです!

    この度はメッセージありがとうございました!

    本当に嬉しいです、またお会いできる日を楽しみにしております( ^ω^ )
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