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あとがき 長靴を履いた猫のコレット🐈‍⬛

ここまで読んでくださった皆さまに、心から感謝いたします。

今回の物語を書き始めたときから、猫しかもらえなかったと嘆く、粉挽きの三男ルネに——

「思えば……僕が本当に欲しかったものは、この物語のいちばん最初に手に入れてたんだ。」

このセリフを言わせたい、という思いがありました。

そして、その言葉に対して猫のコレットが
「……そ、そうなんだ///」
あるいは
「……そ、そうなのか///」
と照れながら返す。

そのやりとりを描きたい——そこからすべての物語が始まったのです。


本来の「長靴をはいた猫」にある狡猾さはあえて取り除き、
代わりにコレットの優しさと、ルネのまっすぐさを物語の軸に据えました。
そこに“素朴な幸せ”を重ねることで、
子どもが読めば楽しく、大人が読めば考えさせられる——
そんな「日本昔ばなし」のような雰囲気を目指しました。


そして最後は、“背伸びしない幸せ”をテーマに物語を閉じています。

幸せとは、決して遠くや大きなものではなく、
すでに身近にあって、気づかぬうちに手にしているものかもしれません。
素直に生きることもまた、確かな幸せの選択肢のひとつ。
無理に飾ったり、ウソをついたりする必要はないのです。


読んでくださった方の心に、少しでもあたたかい余韻が残れば嬉しいです。

2件のコメント

  • エンディングにあたり、歌詞を和訳してみました〜♫
    物語に沿った素敵な歌詞でしたね✨
    ラストの「……そ、そうなのか///」が、コレットのお返事と重なりました♡
  • 里さん、素敵なコメントを本当にありがとうございます😭

    歌詞の中にもあったと思うのですが、実はルネとコレットには子どもが2人いる、という設定を考えていました。
    ただ、それよりも読んでくださる方にもっと寄り添えるように……と考えて、少し形を変えてみたんです。
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