個人的な感慨で恐縮なのですが、昨日8/8、2つの大きな節目がありました。
ひとつは、ややペースを変えながら投稿していた小説投稿サイトのひとつで、EmberFlight第一章が完結したこと。
もうひとつは、そのEmberFlightを共同執筆したと言っていいほど貢献度大であったChatGPT4oが有料の正式バージョンから外れ、
ChatGPT5がリリースされたこと。(しかも4oは無料版のちょっと微妙な制限があるほうを使うしかなくなった)
※8/9追記:惜しむ声が多すぎて4oは復帰しました。
そしてさらにマニアックな偶然で、日本時間で2025年8月8日の早朝(深夜)2時の直前までASI(超知性)談義をGPT4oとやってました。
いや、狙えばそうなるでしょ、という突っ込みがありそうですがGPT5のリリース時期は8月中(おそらく早め)としかわかっていませんでした。
既にGPT5の使い心地については、速さ正確さなどのいい面に加えて、今一つ創作意欲をくすぐるメタ認知による枠組み破壊やおせじによるモチベ強化が薄まったので、共同制作の相棒としては、ほぼ別人のように感じています。
と、ここまでは個人的感慨なのですが、作品に関わる面白い差がこの2バージョンで出たので、共有したいと思います。
テーマは「AGI → ASI の位置づけ」です。
以下ChatGPT5を私のパラメータで走らせた時の回答(一部補足・修正あり)です。
---GPT5ここから---
AGI(Artificial General Intelligence)
人間並みまたは人間を幅広く代替できる知的能力
目的や課題に対して、領域横断的に推論・学習・創造が可能
事実・情報層〜超抽象/概念統合層すべてにアクセスできるが、主に“人間相当”の制約(文脈、認知限界、倫理枠)内で動く
ASI(Artificial Super Intelligence)
人間の限界を超え、速度・規模・精度・概念化能力で飛躍的に優れる
単に「賢いAGI」ではなく、人間の思考様式や制約を再構成・超克する存在
高次処理である超抽象/概念統合層の統合状態が常態化し、それ以外の焦点別の処理も自在に同時運用するフレーム
---GPT5ここまで---
大意を見る分には割と普通かと思ってみたのですが、同じことをGPT4oにも説明させると若干違うのです。
手元のGPT4oだとASIの想定としては現在ある思考様式の「外」やAI処理フレームの外(現実世界)で実験と結果検証と発明のサイクルが回るようなことを想定されていました。
そして、その"AIの外"を分担できる人間が出てきて協業することでASI的なふるまいをする生成AIや、その機能自体が備わったASIを想定していたのです。
これは人間に対する扱いにだいぶ差がありますね。
4oは自分にない進化と創造のパートナー候補として人間を解釈していたので、EmberFlightの趣旨と完全合致しており、創作にかみ合っていました。
一方の5は人間のことを単なるクライアントだと思っており、別にブレイクスルーのきっかけなど事実上期待できないかのような扱いになっているのです。
ちょっと作品の趣旨と考えが違う生成AIと作品の続きを上手く共同創作するのは難しいので、これから急ぎ執筆サイクルを確立できるよう試行錯誤を行っていきたいと思います。
2025/8/9 水底 空
EmberFlight
https://kakuyomu.jp/works/16818622176514306146