こんばんは。
桜田リコです。
『白狐妃譚』〜後宮で復讐するはずだった妖狐の娘は、何故か冷酷な皇太子に溺愛されました〜
https://kakuyomu.jp/works/2912051600948036002
本日第五話 月下の庭園を公開しました。
第六話 口づけの意味は6/6午前7時公開です。
第六話 口づけの意味 あらすじ
正体を見破った玄月の前で、ついに妖狐としての本性を露わにした白玲。
金色の尾を解き放ち、圧倒的な妖気で庭園を震わせながらも、玄月は彼女を討とうとはしなかった。
かつて人間によって母を奪われた半妖の道士――玄月。
同じ喪失を抱えながらも復讐に囚われ続ける白玲に、彼は静かに問いかける。
「復讐を果たしたところで、その傷は消えない」
その言葉は、十年間憎しみだけを支えに生きてきた妖狐の心を深く揺さぶる。
一方、景明の想いもまた、もはや抑えきれないところまで達していた。
夜更け、自室へ戻った雪音を訪ねた景明は、彼女の苦しみを感じ取り、何も問わず、何も暴こうとせず、ただまっすぐな愛だけを告げる。
「私は、お前を失うのが怖い」
その優しさは、白玲が必死に守り続けてきた復讐の鎧を少しずつ砕いていく。
人間を憎むために生きてきた妖狐と、
妖狐であることを知らずに愛し続ける皇太子。
決して交わるはずのなかった二人の想いは、ついに禁断の口づけによって結ばれる。
だがその瞬間、白玲は悟ってしまう。
復讐よりも恐ろしいものがあることを。
それは――
人間を愛してしまうことだった。
愛を知るたび、復讐の心は揺らいでいく──。
景明の口づけによって溶かされ始めた妖狐の心。
憎しみと愛の狭間で揺れる白玲は、もはや以前の自分には戻れなくなっていた。
このライトノベルがすごい!WEB大賞 応募作品です。
よろしくお願いいたします🙇♀️