日野原　爽

「こんにちは、赤ちゃん」以前に書いた短編を少し手直ししました。芥川の「藪の中」の形式を借りて、レヴィンの「ローズマリーの赤ちゃん」を描いたような話です。妊娠中の方にはお勧めしない、というのは「ローズマリーの赤ちゃん」が出た時のキャッチコピーでしたが、ある意味、真剣な警告だったと思います。理由は本を読んだ方にはお分かりでしょう。
この小説、レヴィンほどの迫力があるとは思っていませんが、一応、警告として出しました。妊娠中の方には勧めません。
以前に書いたものですので、昭和の家庭だと思ってください。現在は共働きが普通ですが、昭和の時代には、専業主婦が普通でした。
自分のホームページ以外では公開していませんでしたので、今回、夏の終わりのホラー小説として、多くの方に楽しんでいただけたら、とカクヨムに公開しました。