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【挿絵あり】鉄の女と呼ばないで! ―創設宣言編―

部品工場の完成を祝う宴の場。
工場長に就任するアイストンは満を持して登場する――予定だった。

不審人物:
「ん、我か?」

主役の登場に盛り上がりを見せる貧民街の住人達。
気分の乗った彼らが口々に囃し立てる。

「待ってました大統領!」
「ちげーだろ、待ってました魔王様! って叫ぶところだ」

その言葉に応えたのが前述の不審人物であった。
だがその人物こそ――

住民達:
「ま、魔王様あああああ!!」

ここ魔族領を統べる魔王ハデス――その人であった!
その場に居合わせた誰もが目を見開き、驚きを隠せないでいる。

大吉:
「あちゃ~ 魔王の野郎完全にタイミングをつぶしやがった」

サクヤ:
「あぁふてぇ野郎だ」

このまま収拾がつかなくなるかと思われたその時!

メーテルディーナ:
「魔王様、予定通り任命をお願いいたします」

魔王ハデス:
「否。この役にふさわしいのは大吉以外いないのである」

とっさに機転を利かせたメーテルディーナの名司会によってどうにか救われたのであった。

大吉:
「おい、アイストン。前に出な」

アイストン:
「はい、大吉様」

前に進み出た大吉の前に跪くアイストン。
住人達も固唾を飲んで見守る。

大吉:
「見事、工場長を務めてみせろ」

アイストン:
「必ずや成し遂げてみせます」

西の空に沈む夕日が二人の子弟をほんのりと赤く染めた。

続く――。


※本ショートストーリーは
「異世界親方が家を建てながら世界まで変えてるんだが……」
『第113話 貧民街を救え!宴から始まる変革の狼煙5-3』
https://kakuyomu.jp/works/822139838742699746/episodes/822139846634900578
に繋がります。


1話 鉄の女と呼ばないで! ―戦う女編―
https://kakuyomu.jp/users/resta-man/news/2912051596198868693

2話 鉄の女と呼ばないで! ―裁く女編―
https://kakuyomu.jp/users/resta-man/news/2912051596264293573

3話 鉄の女と呼ばないで! ―目から鱗編―
https://kakuyomu.jp/users/resta-man/news/2912051596345669757

4話 鉄の女と呼ばないで! ―二人の友情編―
https://kakuyomu.jp/users/resta-man/news/2912051596396327287

5話 鉄の女と呼ばないで! ―創設宣言編―
https://kakuyomu.jp/users/resta-man/news/2912051596462592814

※AI生成
部品工場長の任命を告げる大吉と誓いを立てるアイストン、それを見守るメーテルディーナの図

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