一人気になる人がいるんですよね……
全然話したこともない人なんですが、
気になる理由が、
【作品によって実力の印象にあまりに差がある】
人なのです。
これは非常に珍しい。
私も含めですが、余程書いた時期に開きがない限り、幾つ作品を持ってる人だろうが、そんなに作品ごとに「実力差が出る」人はいません。
せいぜい出るのは「ファンタジー」「エッセイ」「和風」などいくつか異なるジャンルを書いた時に「この人は作り話よりもエッセイを書いた方が面白いな」とか、適正なんだと思います。基本的に人は書き方変わりませんし、書きたがる部分も変わりません。
だから一つの作品を読んで「書き方下手だなあ」と思った場合、他の作品を読んでも「無茶苦茶文章力高い!」みたいなことにはならないのです。
私がアマチュアのスピンオフ作品にあまり好意的ではないのは、これが理由。
ただでさえ実力は変わらないのだから、独り善がりの自分の作品気に入ったからと言ってスピンオフばかり書くのはアマチュアはやめた方がいいです。
新しいものに取り組まないと、成長出来ない。
一つの作品を読んで面白くないなーと思ったので他の作品に取り組もうと思ったのにスピンオフだらけだと、つまらないと思った人間達とその仕組みがまた出て来る。これは本当に読み手としては苦痛です。
スピンオフはプロになってから、多くの人が「フェリックス主人公のスピンオフが見たいです!🥰ドラゴン!! かわいい!!」などと後押ししてくれたのを感じてから書いた方がいいと思います。
未熟なうちからスピンオフなんか書いてどうすんねんというのが私の持論。
ただ勘違いされたくないのでこれだけ言っておきたいのですが、実はなんでも例外というものになる人間はいて、スピンオフに現を抜かしているアマチュアに大概舌打ち出る私が、唯一スピンオフだけど一つの群像劇として色んな角度から舞台を見せるという手法を取っているので、新作のように楽しんで愛読している作品があります。
それが【ゾンビナイト】のむーん🌙さんのテーマパークシリーズ。
あれはベースとなる【ゾンビナイト】が面白いからという圧倒的な理由はあると思いますが、【テーマパーク】というあの場所に作者さん自身が色々と、「色んな人がいるのが面白い!✨」みたいな思い入れがちゃんとあるんですよ。
舞台になる場所が定まっているので、「またテーマパークなの?」というよりは「今度はどんな物語かな?✨」という魅せ方をして来るのが非常に上手いと思いますね。
またどんなスピンオフでも多少「またなの?」と思う人は一定数発生します。
私もどっちかというとそうですし。
スピンオフはそういう意味ではハンデ戦なんですよ。
作者は独り善がりだから「スピンオフを書けばみんな喜んでくれる」などと思っている人もいるでしょう? 逆ですよ。余程上手い人気を博したプロの作品でない限り、スピンオフは読み手に「またこれかよ」という悪しき印象の方を強く持たせます。
喜んでるのは自分の作品を愛する作者だけで、読み手はかなり思考冷めていることが多いです。
なんでそんなスピンオフに詳しいんだっていうと私も下手期にスピンオフを書いていたことがあるからです。書けば書くほど読み手が冷めていく様子をこの時履修したので、「そうか!✨ 下手な文章は面白くないんだ! つまりその面白くない話のスピンオフを書いたところで、面白くないものに何をプラスしても面白くないんだな!? そうかつまり【0】にそのあと何の数字を掛けても【0】なんだ!!✨✨」とある時大発見して喜び、数秒後「ということはよく考えたら私は【0】の作品なんだ……つまらないものを読ませてごめんよ……」と無茶苦茶落ち込んだことがあります。
勿論例外はいるので、拘って書くことは悪いことではないですが、あまりに面白くないのにそればかり書くとかはやめた方がいいです。
プロになるなら読み手の反応とかを敏感に感じ取る能力も必要ですよ。
スピンオフを書くのは非常にリスクがそういう意味ではありますが、
むーん🌙さんの所はそのリスクをものともしないハンデ戦を制して「スピンオフだけど面白いな~🥰 次はテーマパークの誰の話かな?✨」などと思わせて来るの、あれはやっぱり文章力の高さだと思いますね。
私が読んでてイラつかない、非常に珍しいタイプのスピンオフシリーズが展開されています。
【群像劇の妙】ってやつを多分ふんだんに取り入れているからだと思う。
【ゾンビナイト】がベースですが、実は最初からゾンビナイトが群像劇なので、そこに出て来る人たちが、「もともと語られていない面が多い」のです。
【ゾンビナイト】はちゃんと【ゾンビナイト】の話を書いているのです。
ゾンビナイトをいかに成功させるかに苦心するパークスタッフたちの物語であって、個々の詳細とかは、書かれてない部分も多い。
だからそれをテーマパークの丁度季節の変わり目でパレードやテーマパークの季節のコンセプトが変わるかのように「ハロウィン終わったから次はクリスマスだよー🌸」みたいに、スピンオフだけど、どっちかというやっぱり【テーマパーク】の一つのイベントの節目みたいになっているのですよね。
そもそもテーマパーク自体が終わりのないものじゃないですか。スタッフも移り変わります。でもテーマパーク自体はずっとあったりしますよね。だからこそそこに属する人間達に興味が湧く。縦の連動も横の連動もあるのです。
私スポーツ好きなので、すっごい分かるんですが、むーん🌙さんにとっての【テーマパーク】は私にとっての【大好きなスポーツクラブ】みたいなものなのです。
創立100年とか続いている海外クラブとかあります。その間に、クラブも、世界も、色んな出来事があり、色んな人間が属して、色んな人間の運命が「スタジアム」やそのクラブと共にある。
50年前の白黒映像に、父親に連れられてほぼ試合なんか見ずに父親の腕の中ですうすう寝ている少女が映ってるとします。
50年後の今日、SNSの動画で「今日は親子三代で初めての観戦よ!🥰」なんて祖母・娘・生まれたての孫なんかで登場してる人とかがいるのです。
凄くないですか!? 受け継がれる伝統芸能(?)ですよもはや!!!
私は多分ああいうのに感動するからむーん🌙さんの【テーマパーク】を世界樹のように中心に置いた話の展開の仕方がとても読みやすく面白いなあと思ってるのだともいます。
話ズレましたが、とにかく作品によってあまり書く実力は差が生まれたりしません。
恐らく見られるのは適正の違い。
私もこの人は作品ごとに適正の違いを感じます。
あくまでも私の感想を言うと、長編適正はあまりないように感じますね。
一瞬の鋭利さみたいなのにパワーを感じるので、どちらかというと短編・中編あたりを書いた時に上手さを感じる。
長編は正直、ダラダラ書いている感じが強くなるのでこの人の「抜群の爆発力」がかえって埋もれてる印象です。
まあそういう距離適性は作品ごとに様々感じるのですが……。
この人がちょっと珍しいのは、すんごい面白い話と、すんごい凡庸な話があること。
ジキル&ハイドで書かれてますか?🤗
と思うほど実力差がある作品があるのです。
私が思うに、この人もチャレンジの一環として、流行に迎合して書いたような話を書くことがあります。正直なんも面白くないです。表現も本当に凡庸になってしまう。
でもなんというか、自分の内側から出て来たんだろうなぁと感じるようなテーマで書いたものは、本当にちょっと異質なパワーすら感じるのですよ。
これを書けるなら文章力高い人なんだけど、たまに本当にどうしたんやって人質でも取られて書かされたような「本当に貴方が書きたいと思って書いたものですか?」みたいなものが紛れてます。
私はこの人リアル描写適正があると思うので、ファンタジーとかは合わない気がしますね……。現実にあの鋭利さがあると心に突き刺さるのだけれど、ファンタジーの世界で描かれるセリフはなんとなく空虚なのです。
思うに現実世界の、窮屈な空気の中から「どうにかなりたい!!!!!!」と吹き出して来る人間の想いや言葉を描くのが上手い人なんだと思う。
それが何でもありのファンタジーの世界に転移してしまうと「何もそこまで追い詰められることなくない?」みたいに勇み足を踏んでるような表現になっていて、この人の有限を決められた人間の内に渦巻く葛藤や希望や不安や……そういうものを鋭く描く良さが消えちゃってる感じします。
非常に珍しい人ですね。作品によって出て来る実力差がスゴイです。
適正の無い話を書いた時の輝きの無さはとても目立ちます。
それは元々自分の書きたいものを書いた時の輝きが素晴らしいからだと思うので、
是非これからも「書いてみようかな~」程度で書かず、この方は「これを書きたいと思った!!」っていうものを書いてほしいです。
現代書いたら抜群な人もいるけど、そーいうのともまた違うんだよな……。
同じ現代でも選ぶテーマによって全然面白さに差が出ています。
非常に珍しいタイプ。
こういう人は分かってくれる編集者とか助言者が側にいたらいいんでしょうね😇
「先生、今回の全然面白くありません!!」
「先生今回のテーマいいです!!! すっごく伝わって来ます!!」
などと誰かに言ってあげてほしいものです
まあいいですカクヨムはそういう場所じゃないみたいだし、指摘とかはしないと決めてるんで
ただ本当にあまり見ないほどの【作品によって実力差が激しい】傾向を持ってます。
色んな書き手がいるなぁ✨ 面白い。
そういうお前はどうなんだって私は全作品面白くて上手いに決まってんだろ!!!
私は努力で下手期をもう抜けたって何度言えば分かる!!!!!
下手期を抜けた人は安定してどの作品も上手いんだよ!!
だからあとはもうお好みで書きたい話を拘って書いていけばいいんだよ分かったか!!🥰✨