今日もお遍路、やって行きたいのですが、その前に一つどうしても言っておきたいことがあります。
私が一つだけ、カクヨムの人たちと自分が違うと思うことがあります。
私は今でこそ無茶苦茶文章上手いですが、
下手期がありました。
たった一人で誰にも見せず、発表せず、相談せず、自分のためだけに書いて来たのに、下手期の私の下手さたるや想像を絶する剛の者と言っていいレベルで本当に勢いだけで下手な人でした。
……ただ。
私は下手期、ちゃんと自分は下手なのだと自覚を持ち、受け止めていました。
私は早くから書くことを仕事にしたいと考えていたので、自分が下手であることの悩みは、かなり深刻でした。
誰かに相談したかったし、その頃は自分の作品も自分で見てどこがどう悪いのかも分からなかったので、誰かに指摘して、どこが良くないのか教えて欲しかったほどでした。
ただそれも叶わなかったので、前に言ったように、上手い人の作品を見て、読んで、プロの作品も読んで、見たものについては感想を書くようにしました。いい点悪い点を。海外ドラマ、小説、漫画、映画、音楽、絵画。とにかく見まくって、感想を書きまくって、【判別する目と、自分の受けた感情を、言葉に出来る能力を鍛えた】のです。
その頃はもう周囲の全てが自分より上手く、プロは当然ですが、アマチュアの人でさえ上手すぎる……!! と思うくらい自分が下手だったのです。
ある程度感想を書く癖を付けられると、自分の作品でもやるようになりました。ほとんど駄目な点しか見当たらない。文章力、構成力。セリフも力が無い。
本当に悲惨なレベルの下手でした。
だけど、私は一度も自分が下手であることを誤魔化しませんでした。
受け止めて、自分は下手だからもっと上手くなるために努力をしなければならないと危機感を持ち、修行に打ち込みました。
これがカクヨムでよく見かける下手期の人と、私が決定的に違います。
私は下手期、自分の文章を直さなきゃいけないと思いましたし、「こんなのじゃ全然ダメだ!」と口に出して自分を叱ったりもしました。
カクヨムはなんでこの内容でこんなに評価を受けてんだという作品が山ほどあります。
そのことで書く意欲が湧き、偶然週間何位だとか日間何位になったとかで嬉しくなってもっと書こうと思って、書いた結果上手くなって行けるならそれもまたいいと思います。
もとより創作には自分自身を圧倒的に信じ抜く力も必要なので。
しかし、上手い人と見比べて自分はどうか、自分の目で見定めることは必要ですよ。
評価を受ければ受けるほど、見てくれる人が多くなればなるほど、正確な実力が光の中に晒されるようになります。誤魔化しはそこでは決して利きません。
「〇位になりました」
そんなのは大した意味はないです。
書いてるものが全て。
書いてるものが下手なら「1位になりました」と言ったところで
この程度で?
ということがある場所まで出て行くとはっきりと明らかになります。
カクヨムの順位は一種のSNSのバズりのようなもので、
私の見た所、実力を全然指してないことがあります。
SNSのバズりもそうですよね。ものすごい数の人がそれを見たとして、内容が本当に面白いか下らないかは、また別の次元の話なのです。
私は下手期に、自分が下手であることを真正面から受け止めました。
絶対、ある程度形になるまで「自分は才能がある」みたいなことを言ったことがありません。誤魔化しませんでした。他人が「上手いよー」とお世辞で言ってくれたとしても信じませんでした。他人の、上手い人の作品と見比べて明らかに下手だったからです。
真剣に自分の下手に悩んで、
どうにかしたいと必死に頑張りました。
その結果今はその努力が実り、こうして下手期を脱出して上手くなり、
「私の読みたい話を一番理想通りに上手く書いてくれるのはこの世で自分だけだ😊」と信じられるようになったため、私は上手いです! と口にするようになりましたが、こんなこと言うようになったのもごく最近のことです。
ちゃんと自分の下手を自覚していました。
だから苦しかったし、上手くなれるように努力したし、
本当に上手い人に敬意を払っていました。意味も分かっていた。彼らの価値の。
自分と同じなどと思ったことがなかったです。
別の惑星の才能を持った人なんだと思っていました。
私は今一時的にここにいるだけなので、ここがそういう場所であることは理解しています。それでいいとも思います。趣味で書いている人も多いわけですし。
楽しく書けなきゃ意味がないと思ってる人もいるでしょうし。
ただ私個人としては、下手なのにそれに気づいているのか気づいてないのか気づきたくないから気づかないように誤魔化しているのかは知りませんが、そういうことをしている人を見ると、もうなんと声を掛けていいのか分からないわけです。
適当に調子を合わせて誉めることは、私には朝飯前です。
でももうそういうことに時間は費やさないと、web小説に来る時決めて来ました。
web小説は容易く、多くの人と触れ合うことが出来ますからね。
そこには努力も何も必要ない。
だから人付き合いを目的には定めませんでした。
「なんでこんなところにこんな無名の実力者が?」
と発見したときにとても驚きますし、嬉しいです。
そういう人はやっぱり、本当の力があるので、もっと多くの目に触れて欲しいと願います。
そういう作品は多くの人の目に触れても、作品がちゃんと耐え得るからなのです。
耐え得るだけの力が備わっているものは、今すぐにでも世に出て行っていいと思うから。
だからそういうのはなるべく近況ノートで書きたいと思っています。
自分は下手だと受け入れることで、このままじゃ駄目なんだと思うことが出来、【上手くなる】が一歩進み始めるのじゃないかなと私は思うわけです。
何が言いたいかというと、今私の近況ノート見るとこいつ自信満々の自画自賛やなと思う人もいるかもしれませんが、私は下手期、自信など欠片も持ってなかったです。
ちゃんと下手を恥じていましたし、そういう自分を変えたいと願って、死ぬほど書きまくりました。授業の合間も隠れてコソコソ書きました。書かなければ上手くなれないと信じていたからです。
今カクヨムに来て、自分より明らかに文章力の無いひとに「どんなに上手くてもこんなに長文読む気しない」などと思われるのですから、人生とは本当にミステリーですね。
下手な人ほど、長文を読みもしない。書きもしない。
下手な人ほど、下手期に量を書いて上手くなろうとしない。
下手な文を覚悟も無く上げる、偶然バズる、私は上手いのだと勘違いして、尚更自分の文章を直さなくなる。
これぞ腐敗した循環です。
私が絶対的に信奉するのは【上手くなりたいのならとにかく何かを毎日欠かさず書くこと】だけ。
この時に「何か」というのは何も考えないで何かを書くということではなく、必ず何かを思って書くことが大事なのです。だから作品を見て、感じた感想を書くとかは、自分自身の考え、どういうものを好きだと思い嫌いだと思うのか、そういうのも追求できるから下手期は有効なのです。
何かを考えて、何かを毎日書く。
これが最も着実に、寄り道なしで書くことが上手くなる手段だと思っています。
こういうことを、他人には言いません。
ただ、私はそういう部分もちゃんと見ます。
下手期であるかはともかくとして
【私はこうだから、こういう作品を書いてみた】
そのくらいのものは見える形で持っていて欲しいものですね。
あまりに自分が下手であることを素直に受け止めない人間が多すぎて、
下手期のわたしは、今よりずっと下手で無力だったくせに、下手を誤魔化すことだけはしなかった。それだけは本当に偉かった! と自分を誉めてあげたいと思います。
だからこそこれだけ劇的に成長出来たのだと思います。
自分の文章力を容易く信用するなかれ。
疑って疑って、疑い尽くして、
疑いようがなくなったその時は「私は文章無茶苦茶上手いよ!✨🥰」と自分に対して言ってあげて下さい。
それでいいんですから。
カクヨムにはこの、素直に自分が下手だということを受け止める所から始めて、今、下手だからこそ頑張って上手くなりたいって努力している人があまりにも少ないのです。
その人間的な素直さを持つ人間に滅多に会えないことこそ、この界隈の絶望かなと思うわけです。
何故こんなに下手なのに自信満々な人が多いんだ😇
言っとくぞ!!!!!
いいよ!!!
別に下手で自信満々でいいよ! 私には正直何の関りもないし、それでその人が成長出来なくていつしか限界感じて書けなくなっても全然可哀想だとも思わないから、全然いいよ! そうしてればいい! 止めはせぇへん!
だが言っておく!!
そんな奴らに私は「自信満々ですね」とか引かれる筋合い一つもねえからな!
お互い自信満々で行こう!!!
自分の下手さや弱さから逃げ回っている人は、永遠に影のようにそれがついて回るでしょう。
でも今、必死にそれを受け止めてどうにかしようと、光を求めて頑張った人は、絶対いつか自分で自分を許せる、納得出来る作品が作れるようになると思う。
私はそう信じていますね。
私はすっごい自分の下手さを真摯に受け止めて頑張った種の人間なので、
下手さを受け止めずに誤魔化して生きている人嫌いなのです。
他の何も気にしないけど、【創作】だけはそういういい加減な人付き合いをしたくない。
【創作】だけは。
これだけは言うておきたい。
私はスポーツ界出身の物書きだから、尚更あの世界って【自分の下手】から逃げられないんですよ。物理的に。戦うしかない。自分の下手さや、他人の上手さと。
あの潔さが私はスポーツ大好きな理由です!!
一切誤魔化せない!!
創作はその点「自分なりに」とか「芸術」とか「受け取り次第は人それぞれだから」とかいう言葉で下手を誤魔化せる世界なのが、すっごい私には卑怯に感じられていけ好かないですね😊
そうなんです。卑怯なんですよ。創作界は✨
まあスポーツが堂々とし過ぎていて逃げ道がなさすぎるというのもありますがね!
よく思います。
なんでそんなに下手であることが、今、無性に嫌にならずにいられるんだ? と。
私は嫌で嫌でしょうがなかった。早く抜け出したいと思いました。あの暗黒のトンネルを。
今はよく言われます。近況ノートとかでも、七海さんっていつも楽しそうですねって。
うん楽しいよ。上手になったからね。
何でも書けるようになったから。どんなジャンルだろうと、どんな話を思いつこうと。書きたいと思ったものを何でも自由に理想通り描けるようになったから。
でもずっと最初からそうだったわけじゃない。
何を書いても下手でつまらなかったことがあった。
だからこそ今が何もかも楽しいのです。
なんで【下手であること】がそんな悔しくないんだ。
なんで下手をすぐどうにかしたいと無性に思わずにいられるんだ。
なんでそのままにしておけるんだ。
解せない……。