教会支配時代
女神が失踪(●●)した後は教会が実権を握る。
魔王が女神を●●したことは人類社会の表向きではな把握されていない。
人間に後を託して一時的に天界に帰り、そこから見守っている●●●●●●●●。
稀に女神から教会に神託が下る。(●●●●●●●●●●●)
それを神意として各国に命令する権限を持つ。
この頃も魔族は存続しており、戦争は続いている。
たまに勇者を召喚しては送り込む行為が続いている。
・勇者の認定について
この頃は唯一神教化して歴史も浅いので、教会は新興カルト宗教の気質に近い。
神は全知全能で絶対視している。
その神に招かれた勇者が弱いというのは神がミスをしたということになるので、失敗や弱い勇者の存在を認めない。
なので、使い捨てにするか抹殺して存在ごとなかったことにする。
だから、この頃の負けた勇者は歴史には残されていない。
戦争は魔族とだけでなく人間国家同士でも行われる。
その時教会と敵対するのは主に前時代の世界樹信仰(自然崇拝系)が残っている国家。
そういった宗派違いや、他の宗教を全て異端認定して潰していく。
その過程で敗けた国は基本的に民族浄化される。
人だけでなく文化や歴史ごと燃やす。
こうして自分たちの教義や歴史だけを残す。
魔王が整備した知恵や技術、社会システムなどが衰退していく。
この世界にも魔物はいるが、人間が狂暴すぎるので山や森の中でひっそりと暮らしている。なので、よくある魔物との戦いや討伐はこの世界ではあまり起こらない。
この頃から“|神意執行者《ディードパニッシャー》”の抱え込みが強化される。
強力な“|神意執行者《ディードパニッシャー》”は一騎当千の力があるので国家群が逆らえなくなる。
世界に宗教は一つ、教会が支配者という体制が出来上がっていく。
この頃の一部の強力な“|神意執行者《ディードパニッシャー》”と超越者に線引きはあまりなかった。後に利権化されて認定が腐敗し、“|神意執行者《ディードパニッシャー》”がピンキリになったことで、超越者という区分が強まる。
世界全体での価値観として、強い者が偉いという構図が高まる。
実際“|神意執行者《ディードパニッシャー》”が教会や国の軍の要職につくし。
戦争が絶え間ないので存在感も発言権も強い。
それの任命権や派遣の権利を持つ教会が絶対的になっていった。
荒廃した修羅の世界というイメージ
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ここまでで問題がなければ次は初代勇者の時代へ
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弥堂の時代より約2000年前。
召喚ガチャが当たってついに強力な勇者が現れる。
ちなみに、勇者は一人しか世界においておけないので、次を召喚するには今の勇者を始末する必要もある。
これが初代勇者として認定される。
加護は剣術をマスタークラスで使用できること。剣を使った時に攻撃がブーストされること。シンプルな加護。
魔法の行使は得意でないけど、魔力量が並外れていた。バカ魔力で身体強化して最強の剣術で戦う、定番な勇者スタイル。
勇者の召喚システムは女神時代からグレッドガルト皇国内にある。
そのためこの国は特に教会と密接で、また召喚システムを失うわけにいかないから特別に保護されてきた。
なので他国に対しても発言権が常に強い。
そのため反感も買いやすい。表向きは勇者と教会のことがあるのでグレッドガルドの顔色を窺うが内心はそうではないことも多い。
勇者は教会の認定を受けてグレッドガルドが召喚をするということになっている。
なので召喚された勇者の所属や所有権は一応グレッドガルドということにはなる。
・聖女
この勇者に同伴者として教会から聖女が付けられる。
勇者の導き手としてが表向きの役割で、監視者という裏の役割もある。
強力な武人に女をあてがって教会への忠誠につなげるという意味もある。
この時の聖女が、初代聖女エアリス。
見た目のいい女でもあり、本人も強力な“|神意執行者《ディードパニッシャー》”でもあった。
その加護は【|切断《ディバイドリッパー》】
所持している刃で触れたモノを切断するという加護。
刃を引く必要もなく触れてさえいれば発動。
その加護が徹るかどうかは自分と相手の“魂の強度”によって決まる。
圧倒的に“魂の強度”が格上には、加護で問答無用に切断が通じない。
ただしこのエアリス人格に問題がある。
教会の教義の狂信者で、悪魔や魔族を殺したがる。
また加護が切断で刃物が必要なのに、メイスでの撲殺を好む。
なのでメイスに無理矢理に刃をとりつける。こん棒からギロチンの刃がいくつかはみ出ているような見た目をした不気味な専用武器を奮う。
勇者はイケメンで、エアリスは面食い。
なので基本的には勇者に惚れていて全肯定で従順。
しかし戦闘になると導き手のはずなのに真っ先にこん棒を振り上げて突っ込んでいくバーサーカー。
初代勇者の物語は途中まではエアリスと2人の物語になっている。
この頃の魔王は魔族の国内で内政を強めていて、基本的に戦場に出ることはなかった。
失敗勇者だらけだったので、魔族だけでも余裕で勝てていたからだ。
ただこの初代勇者が圧倒的に強く、魔族が軍で挑んでも相手にならないので、魔王が対応せざるをえなくなった。
ここを堕とされたらまずいという戦線や拠点の防衛には魔王が出向き、勇者を撃退する。
戦力比較は本気を出せば魔王が負けることはない。
勇者は人類では類を見ない壊れ値。
魔王もたまに驚くことがあるほど。
だけどその程度で、魔王を脅かすほどではない。
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ここまでが初代勇者の時代の前半
問題なければ後半に
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初代勇者後編
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魔王は初代勇者を殺さないようにしていた。
初代の人格が善性だということ。
彼を殺して他の勇者が召喚されるとまた殺処分が始まること。
魔王自身の同胞でもある日本人が召喚者に多く含まれるのでここを憂いてのこと。
勇者の進撃が止まる。
魔王が勇者を殺さない。
このせいで戦線が膠着状態になる。
焦れた教会が勇者の強化プランを立てる。
それが「聖剣作成」
勇者の加護は剣術の強化。
勇者の肉体性能についていける剣がなかった。
加護の能力の一つで剣にオーラを纏わせるものがあったがこれに耐えられない。
・聖剣エアリスフィール
魔剣というものはあったが、それを超える勇者専用の聖剣を創る計画。
それは剣に加護をインストールするというもの。
製鉄の段階で鉱石などと一緒に加護持ちの人間を溶鉱炉に放り込む。
鍛冶師以外に錬金術師を2名。それぞれ「分解」と「融合」の加護を持つ。
この加護で人体と加護を分離、鉄に融合させ最後は自身たちも身投げして聖剣の一部になる計画。
いくつかの強力な戦闘加護を持つ者を騙して昏倒させ溶鉱炉に入れた。
その内の一人が聖女エアリス。
エアリスは教会が派遣した勇者の監視役だが、時と共に勇者側になってしまった。
元々気性が荒くコントロールもしづらいので、ここでついでに処分することになった。
この聖剣の製造は本来失敗するはずだった。
しかしこの時の鍛冶師に化けた魔王が製造に参加したために、彼の超高等魔術技術で成功させた。
ついでに聖剣を“|勇気の証明《デモ・ブレイブ》”とリンクさせ勇者にしか使えないようにする。
完成品は普段は逆さ十字から血の泪のような宝石がぶらさがるロザリオになっている。
これが剣の柄に変形する。
刃は実体のない光で形成。
燃料は魔力。
刃の大きさは持ち主の魔力量に比例する。
これによって初代勇者は巨大な剣を魔力に任せて奮うことが可能になり、この剣が彼の象徴になった。ただ組み込んだはずの他人の加護が発動することはなかった。
後の時代に伝わる伝承で
「振り下ろせば山を断ち、薙げば一軍を切り裂く」
となっていて、吟遊詩人が謳う定番の歌になる。
この聖剣を持った勇者と魔王の決戦が起こる。
魔王はわざと負けて自分が封印されたことにする。
この頃は人間も魔族も戦争で疲弊しきっていたので、一度戦争を終わらせるために。
魔王は敗けたが、勇者も重傷を負う。
しばらく戦線復帰できないように魔王が調整して念入りに痛めつけた。
魔王がいなくても勇者がいなければ魔族には基本的には勝てない。
なので、両者とも停戦協定を結ぶしかなかった。
この勇者が癒えるまでの期間で国力を回復させる見込みだったが、風向きが変わる。
初代勇者が病死した。
これはしばらく隠された。
表向きはグレッドガルドの皇女と結婚し、政務をしているので表に出てこないことになっている。
数十年間そういうことで押し通して後に寿命で亡くなったことになった。
・医療について
神に選ばれた勇者は病気で死ぬという事実は認められないため。
この世界は医療という概念がない。
病気は悪魔憑きとされ、それは教会が祓う。
怪我も回復魔法で治す。
回復魔術は開発してはいけない(存在しないことになっている)
回復は特別な加護なので教会のシスターにしか使えない。(ことになっている)
仮に使うと異端。
医療や治療も教会の利権。
・勇者とグレッドガルドの婚姻について
この時のことをきっかけに勇者は皇族と結婚する習わしが出来る。
初代以降は主に政治的な理由。
勇者という英雄が国民的に人気を得て皇族への尊敬が移ることを防ぐため。
勇者=皇族という図式を作った。
勇者が望めば一代限りの皇帝となることも可能。
その次代は、純血の皇族の中から選ばれる。
・勇者の死の裏側と聖剣の管理人格
聖剣には管理人格があり、それが内部の加護のシステムを統括する、はずだった。
本来は製造時の錬金術師がそれになる予定だった。
しかし、強烈な“魂の強度”を持つエアリスが聖剣内で精神もしくは人格だけで残った。
エアリスは勇者には討ち死にと伝えられた。最初はエアリスの死に泣いていた勇者だったが、彼を慰めるために近づいてくる女たちと付き合い始めた。
それを聖剣内部から見ていたエアリスが特級呪物クラスのヤンデレ化。
強烈な自我で元の管理人格の人格を破壊し聖剣を乗っ取る。
そして魔力で生み出した触手で勇者に近づく女の処女を次々に散らす。
管理人格は念話により持ち主と会話が可能。夜な夜な勇者に恨みつらみを聞かせ続けた。
これによって勇者はノイローゼになって自殺。
死因が自殺だったのでグレッドガルド皇国も教会も絶対に表に出せなかった。
なので世間一般や後世には、初代勇者は魔王を封印した大英雄ということになっている。
このエアリスの件は魔王も教会も把握していない。
弥堂の時代に日本に帰ったあとの覚醒で初めてエアリスと話し。その時にこの真相を知る。弥堂は聖剣を呪いの魔剣だと思っている。ていうかブラだし。
この後停戦期間をすぎると少しずつ小競り合いが続き、次の千年後に二代目が現れるまでまた戦争が続いていく。
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ここまでが初代の時代。
問題なければ次へ