雨

ミミズクのブッコローは、グランコローおじいさまからもらった大切な本『知の象徴』をなくしてしまいます。今日はおじいさまの誕生会。本をなくしたまま森に帰るわけにはいきません。『知の象…

定年を迎えた日にいつもの道が、いつもの道ではない事に気が付き。当たり前だと思っていたことは当たり前じゃなくて、いつも違う日なんだと気が付き、自分の身の回りには幸せに溢れていたこと…

140字以内でまとめた超短小説、全1000話。 最後に「ん？」「え？」「あ！」と思っていただけたら幸いです。 どうぞ好きなお話からお気軽にお楽しみください。

【書籍化】 カドカワ読書タイム『5分で読書　ちょっとかわった、恋のはじまり。』収録作品。 2021年3月11日発売です。 ある雨の日、傘をなくした男に救いの手が差し伸べられた…

　KAC2021の六つめのお題「私と読者と仲間たち」にまつわる作品です。 　この作品は小説ではないのですが、かと言って創作論や評論でもないと思います。しいて言えば小説家さんと、…

ネットのゴミの山に埋もれる、短編小説。 誰にも読まれないだろうし、ゴミの山の中では見つけることも難しい。 悪臭がしないだけましだと思ってくれ。

幾度となく、行われている異世界召喚。 そして大体、異世界転生者は、最初から強いというのが常識である。 此処、天界グランドヴァルもまた、異世界召喚をして、勇者を生み出しては、世界の…

――なぜか、君がひょっこりと帰ってきた

男は妻子を守るために動く。 その過程で罪を犯そうとも。

あいつが教室で読んでいた本だ。駅の本屋の棚の中にあった、分厚い本を手に取ってページを捲った。自身の背丈を超える水位の活字の海に溺れそうになった私は、ページを閉じた。

骸の転がる合戦跡を歩く鬼がいた。 そこで鬼がみつけたのは、気を失って倒れていた少女だった。 全7話の短編です。

伊豆大島に住む少年弥五郎は、三原山が噴火したその日、島を出る。 そこで出会ったのは、「剣客」という生き方だった。 数多くの出会いを通じ、「剣」を窮めるための旅が始まる。 こ…

　中学生の山吹 真守は、夏休みのある日、幼なじみの三上 晴人と一緒に釣り堀に行く。 　その釣り堀には、『ぬし』と呼ばれる60㎝を超えるイトウがいるのだ。 　真守と晴人は、『ぬし』…

涼やかな顔をして、高直そうな藍染の着物をまとった旅人ミツキ。 彼の進む先には、様々な悩みを抱えた人や、妖が暮らしていた。 ミツキはそんな彼らを助けたり、あるいは不幸にしながら、…

It's not half bad—そう悪くはないよ。 未来はね、そう捨てたもんじゃない。 今はわからないかもしれないけど。 今を悩む人に、少しでも力になれたなら。