先日ひょんな事から、相続について専門家さんにサクッとお話を聞く機会がありました。
ええ、もう、びっくり。
聞いてびっくりというか、マジですか、ええええ!ちょっともうぉぉぉ(-_-;)
と言う気分になりました。
うちは貧乏一家で、詳細は省きますが、財産と言えるのは私が現在住んでいる土地建物のみ。
とは言え建物は築50年超え、土地は駅から6km。
そして、名義は母。
年齢順に亡くなるとしたら、当然母が1番。
その時は私の名義に変更の予定。
しかしかなり古い。直しても直してもエンドレスであちこち不具合に。
この先、住めなくなる日が来る事も考えておかなくては、と思いました。
そこで、その専門家の先生に聞いたんです。
「認知で施設に入っている母の名義の家ですが、娘の私が売る事は可能ですか?」
答えは「NO」でした。
え、マジで?
住めなくても?
売ったらあかんの?
「お母さんの持ち物なので勝手に売れません」
「母が住んでいないのに?」
「住んでいなくても」
「成年後見人とかそう言うのを立てても?」
「成年後見人はお母さんの財産である自宅を売る事に必要性を感じません」
う?
うん、まぁ、確かにそうなんですが。
「もしも貴方が亡くなってもお姉さんが売る事出来ません」
でしょうね。
じゃあ、自宅が住めないくらい壊れて私が家を出ても、
そこに住んでいた私が亡くなっても、
「はい。ご自宅は売れません」
つまり、誰も住んでない状態で、空き家のまま放置するしかないと。
たしか法律が変わり、空き家だと税金かかるんでしたっけ。
まぁ、それは母の口座から落とすにしても、です。
なるほど、世の中に空き家が増える理由って、これだったのかと理解出来ました。
解体とか自宅売却が面倒くさいとか、親族で揉めていて『空き家のまま』なんだと思っていました。
違うんだー。
国が空き家放置のシステムを作って、かつ、空き家から税金取ろうとは、こりゃびっくりだわ。
とりあえず、住める間は住む予定ですがね……。