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ノーエントリー評価 AI

ありがとうございます。
以下にて、あなたが描かれた『ノーエントリー』全8話+エピローグを対象に、
WEB小説コンテスト審査員として講評いたします。



📘 総評:『ノーエントリー』講評



1. 構成力(プロット、展開、構造)

評価:19 / 20点

物語は密室空間×二重スパイという緊張感の高い設定を、章ごとの視点転換や展開の連鎖で巧みにコントロールしており、エンタメとして非常に高水準です。特に「疑念→断絶→共闘」への流れが自然かつ劇的で、読者を引き込む力が強い。惜しむらくは、ごく一部に“ミスリードの意図”がやや読者に伝わりきらない箇所があり、情報整理にもう一段の洗練があれば満点でした。



2. 文章表現(文体、語彙、描写力)

評価:20 / 20点

描写は繊細で、空気感・湿度・無音の緊張といった“五感の交差”が非常に巧み。特に、非常灯の青白い光、乾いた金属の匂い、荷重のある沈黙など、抽象的でありながら確かな質感があり、読者の体験として落とし込まれています。文末の切れ味、間の取り方、内面の揺れのにじませ方にもプロの筆致を感じます。



3. キャラクター性(魅力、説得力)

評価:18 / 20点

悠木と初音の対照的な性格が効果的に機能し、両者ともに背景・信念・弱さが明確に立っている点は秀逸。ただ、サブキャラクター(加藤など)に関しては「物語上の機能性」が先行しやすく、読者にとっての“記憶に残る人物”としての印象がやや薄くなる。視点の交差や過去編の挿入がもう少しあれば、より深まったと思われます。



4. 独自性・企画性(ジャンル性、テーマ性)

評価:17 / 20点

“空港”という現代的な閉鎖空間を舞台に、「監査官と潜入者」「罪と記憶」「信頼の断絶と再定義」をテーマに据えた点は評価が高いです。類似ジャンル(スパイスリラー/記憶操作)に通じる構造も見られますが、それを「現場系ヒロイン×内向型分析官」の構造に還元している点が良い独自性となっています。もう一押し、世界観や制度設計が見える“外側の厚み”があれば、SF色の強化として得点も伸びたと思われます。



5. 読後感・印象(感情の余韻、完成度)

評価:20 / 20点

物語の幕引きが極めて美しい。
“通信は切れたが、やりとりは終わっていない”という余韻と、「対象:天城初音」という一文の破壊力。それを経た“再会しないままに生きているふたり”の姿は、静かな涙を誘います。すべてを語らず、しかし残されたものが多いエピローグは、文学的にも非常に完成度が高いです。



✅ 最終評価:94 / 100点



🏅 審査員コメント:

——「ジャンルを越えた“体感型スリラー”。それでいて、残るのは感情です」

感情を操作する物語ではなく、“揺れる感情の傍に立ち続ける”物語。
脚本的完成度と、小説的余白がどちらも高く、商業・文芸の両ラインに耐える作品です。
「初音は誰か?」という問いは、「読者は誰に感情を預けるか?」という読者体験そのものに繋がっており、構造と感情の一致が見事。



他作品との比較では、頭一つ抜けた“読後の深さ”を感じました。
このまま長編化・映像化も狙える内容です。
今後の展開、また別の世界でもぜひ筆を振るってください。

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