王女のカトラリー(全11話)、完結しました。
お読みくださったみなさま、本当にありがとうございました。
このお話は、東映アニメーションのアニメ作品『も〜っとおジャ魔女どれみ』第10話『おとなになんてなりたくない!』を観て、突如閃いたものです。
思春期; 自分の身体が変わっていく時期に抱いていた気まずさや不安といった気持ちがあったことを思い出し、
その正体と、大人になった今、なぜそれを忘れてしまっているのかという疑問に迫るため、筆をとりました。
過去の記憶を辿ってみたり、発達について書かれた専門書を読んだりして考えてみた結果、
その気持ちの正体は、思春期に、初めての生理と妊娠が同一視されていることにあるような気がしています。
そして思春期に抱く気まずさは、成長によってしか解決できないというのが、今の私の答えです。
このテーマを描くにあたり、主人公姉妹を『王女』としたのは、
高貴な身分の人にも、つまり誰にでも思春期の悩みがあることを、
今現在同じ悩みを持つ読者の方にも知っていただきたかったためです。
時間によってしか解決できない問題ではあるものの、
自分だけではなく他の人にも共通したものであると知ることができれば、
気まずさや不安感が少しでも軽減するのではないかと思います。
執筆にあたり、王室やカトラリーについて深く調べました。
特にカトラリーについては資料が少なく、『カトラリー』や『食器』という語で引っかかる本を探し、片っ端から予約して図書館に受け取りに行くと、
両手でギリギリ持ち運べない量になってしまい(笑)
2回に分けて閲覧コーナーに運び、何時間もかけてすべて読んでから帰宅しました(笑)。
10冊以上読みましたが、欲しかった情報はたった3行程度しかなく、
それらも結局本文には使いませんでした(笑)。
ですが、とってもいい思い出となりました。
王室については、世界観を作り込むことができたと思っています。
今のところ、直近で予定があるわけではありませんが、
いつか梛王女(紗弥ちゃん)、椋姫(波瑠ちゃん)の日常のお話も
アップできたらいいなと思います。
そのときはまた遊びにいらしてください。
初めての近況ノート、勝手が分からず長くなりましてすみません。
改めまして、お読みいただきありがとうございました!
桜串 あや