ここから先は「いっせいノーデ!」本編を読んでいること前提で話します。まだの方は
https://kakuyomu.jp/works/16818792436480565173をチェック。
ということで忘れ去られたころにやる第4回です。第3試合目の一誠VS不可志戦(18~21話)についてなります。
この試合の最大の特徴は初登場となる〝特性〟です。この先ことあるごとに登場しますが、どの特性も発動すればそれなりに強いです。しかし、強い特性をいきなり出すわけにもいきません。特に小学生編は全体的にそこを見せたいわけじゃない、あくまで技がメイン。あとこの先インフレが起こるかもしれないということも考慮し、ちょうどいい塩梅の強さで考えて〝白衣の天使〟となったわけです。
後地味に回数参照の技も初登場となります。技の発動条件が〝ポイントをためる〟だけではつまらないので〝この技を何回使えばできる〟というのも登場させました。(今回は5回使えばなんかできる系)技の条件が増えれば増えるほど、戦略も広がるというものです。しかしその分複雑になります。
複雑といえば。作者の記憶している限り、実はこの試合が一番構成ができるまで時間がかかった試合です。(約半年)その頃はイセノ表記という発明がなかった時代だったので、指の状態など作者の手でいちいち確認していました。そのたびにここ違うじゃん、とか、この技は使えん、となって苦労した記憶があります。(それもあって、作者の考えの整理という側面もあって生まれたのが丸10個で構成されるイセノ表記です。)思えば、この試合が一番初登場技の多い、ターン数もそこそこ長い、そして複雑よりな試合なので苦労するのは当たり前か……。
すみません、振り返っていると長くなりましたが以上です。次回のこのコーナー、第5回は4試合目のお話でお会いしましょう。それではまた。