作品:【透視チート】会社をクビになった俺、ダンジョン配信でバズって人生逆転する
推薦:EP100「ダンジョンブレイカー? いい加減にしろ!」既読済
音有 五角です。今回は全体公開で、外伝を乗せておきます。
時系列は、本編開始前です。なので、影山さんはまだ社畜です。
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冒険の日々を彩るガジェットチャンネルが新たに投稿した動画は、ユーマ愛用のレプリカ武器「アイシクルブレード」を題材として扱った。
「NTRは……絶対に許さん! NOT、NTR! YES、純愛!」
一人称カメラの視点。
アイシクルブレードを握り、怒りを叫ぶシーンを掴みとし、その後オープニング映像が流れた。
「はいどうも! カスケードです。今日はね、ネオ・ファンタジア制作”アイシクルブレード”のレビューをしたいと思います。こちらの武器は、現在活動休止中のユーマさんが愛用している武器として有名ですね。お値段は60万円。大手の冒険者が使用する武器としては、やや控えめな値段設定となっていますね。一般販売へ向けてのチューニングもあまりされていないようで、基本的にはそのままならしいです。では、さっそく武器のビジュアルを見ていきましょうかね」
刀のようなデザインを彷彿とするブルーの持ち手と、銀色の鍔。
刃はなく、それだけのとてもシンプルな道具だ。
そしてこれだけでは、到底武器とは思えない代物である。
「はい。まあ、この辺りが高級にならなかった要因でしょうね。アイシクルブレードには、刃がありません。しかし、あれですね。相変わらずネオ・ファンタジアは、デザインセンスが良いですねぇ……銀と青の色合いが最高ですし、近未来っぽい色合いなのに、和風な見た目がたまらん。
で、武器として扱うにはどうするかというと……えー、ちょっとコツがいるんですけど、刃をイメージしつつ、MPを少し流し込みます。そいやっ」
瞬間、鍔から氷の刃が生まれた。
日本刀を彷彿とさせる、反りのある刃だ。
「こんな感じで、瞬時に武器を生成できます。特徴的というか、セールスポイントとしては、すぐにリーチを変えられることですね」
魔力を込めるたびに、ナイフのようなリーチになったり、刀にして長すぎる100センチ以上の長さにすることも出来た。それを瞬時に出来るのが、この武器のすごみである。
「ではさっそく、モンスターと戦っていきたいと思います。いくぞー!」
画面にカットインが入り、スライムとの戦闘場面に映る。
「おらぁ! ふんっ!」
一人称カメラ視点で、3、4回の斬撃でスライムを撃破する。
カットを入れながらも、スライム狩りをテンポよく何度か繰り返すと、カスケードは喋りはじめた。
「はい、こんな感じですね。威力は魔力に依存するところがあるので、まあ、私のせいで低威力になってます。本来であれば、MPを大量消費して高威力にしたり、逆に節約して低威力にしてMPを節約する、という細かい芸当もできるようです。この辺りはユーマさんレベルになって、初めて使いこなせる感じですかね。
あと氷なので、めちゃくちゃ軽いです。なので人によっては使いやすいですが、重さを感じたい人は使いづらいと思います。あとちなみになんですけど、ユーマさんは刀をイメージしていますが、刀である必要はないです。直剣をイメージすれば直剣になります。大剣をイメージすれば、大剣になります。使用者と場面に合わせられるのが、この武器の特徴ですね。
ユーマさんの人柄が出てる武器だな、というのが私の印象ですね。あの人は周りや状況に合わせて、立ち回りを変え、常に味方をフォローする戦い方なので。
こんな優しいイケメンを捨てるクソビッチがいるらしいですね。NTR男ごと○ね! ○ね! 死○! ○ね! 死○! ○ね!」
※画面が乱れました
「はい、というわけでネオ・ファンタジア”アイシクルブレード”いかがだったでしょうか。頑張れば買えるお値段、高魔力や練習を重ねれば幅広い応用の効く性能と、使いやすさと奥深さを合わせた、ネオ・ファンタジアらしい素晴らしい武器となっています。これを手にして、ユーマさんの戦い方をある程度真似したりも出来ますので、ぜひぜひご購入して試してみてください!」
そしてカスケードはすううう、と息を吸って言葉を吐いた。
「そして私は、NTR男とビッチを絶対に許しません! ○○○○○○(※自主規制)」
画面ではモザイクをかけていたが、カスケードは中指を立て、ピー音にかき消されていたが、とんでもない暴言を吐いていた。
もしかすると彼も、過去になにかあったのかもしれない。
それくらい、怒気を込めていた。