カクヨムコン11お題フェス第5回、【お題「天気」】の短編ですが、AIにアイデア出しをしてもらって、何とか書き上げました。
お題『手』のお話として正しい形になったかなと、個人的には思っています。
ということで、下のとおり公開する予定です。
『朝の特別な時間に』
https://kakuyomu.jp/works/822139843119032645(1月18日(日)朝5時に予約投稿済)
なおアイデア出し用としてAIに書かせた小説は、以下の通りです。
AIへの注文部分を含め、ここに公開しておきます。
■■■■■
次のような設定で、ベタベタに甘い女性視点の短編を、2,000文字くらいで書いてください。
① 主人公と相手は別の高校に通っている高校生
② 2人の高校は電車で数駅行った先の駅が最寄りで、駅からは逆方向
③ 時間は朝の登校時で、一緒に行けるのは2人の家がある駅から、高校の最寄り駅までの間だけ
以上でお願いします。
■■■■■
了解しました。
では、前作の空気感を残しつつ、指定された①〜③の設定を反映して、朝の登校時間限定・高校生カップル・別れ前提の甘さで、約2,000文字の短編を書きます。
■■■■■
手をつなぐ距離(朝)
朝のホームは、少しだけざわざわしている。
通学バッグを肩にかけた学生、眠そうな顔の社会人、発車ベルを待つ人たち。その中で、私は彼の姿を探すのが、いつの間にか当たり前になっていた。
「あ、おはよ」
声をかけられて振り向くと、彼が立っている。
私より一駅向こうに住んでいて、同じ電車に乗るために少し早く家を出てくる人。
「おはよう」
それだけの挨拶なのに、胸があったかくなる。
まだ眠いはずなのに、ちゃんと目を覚まして来てくれたんだ、って思うと、嬉しくて。
私たちは同じ高校じゃない。
彼の高校は、私の進行方向とは逆側の出口。だから一緒にいられるのは、この駅から、電車で数駅の間だけだ。
それでも、この短い時間が、私は大好きだった。
電車が来ると、自然と並んで乗り込む。混んでいるほどじゃないけど、座るほど空いてもいない微妙な車内。つり革につかまる彼の腕のすぐ隣に立つ。
ちょっと近い。
でも、触れない距離。
それがもどかしくて、私はそっと、指先を彼の手に近づけた。
小指が触れる。
一瞬だけ、彼がこちらを見る。それから小さく笑って、何も言わずに指を絡めてくれた。
手をつなぐ。
電車の揺れよりも、心臓の方が大きく揺れる。
朝なのに、まだ始業前なのに、こんなにドキドキしていていいのかな、って思うくらい。
「今日、眠そうだね」
「そっちこそ」
「昨日ちょっと夜更かしした」
「ちゃんと寝なよ」
「だって、君と話してたし」
そう言われてしまうと、何も言えなくなる。
握られている手に、少しだけ力を込める。
この人と話している時間が、私の一日のスタートで。
この人の手の温度が、目覚ましみたいなものなんだ。
やがて、彼の高校の最寄り駅が近づいてくる。
車内アナウンスを聞いた瞬間、胸が少しだけきゅっとする。
もうすぐ、離れる時間だ。
本当は、もう少し一緒にいたい。
あと一駅でもいいから、このままでいたい。
でも、それはわがままだってわかってる。
電車が減速して、ドアが開く音がする。その瞬間まで、私たちは手を離さない。
「今日もがんばろ」
彼が言う。
「うん」
その一言に、全部の気持ちを込めてうなずく。
降りる直前、彼はほんの一瞬だけ、私の手を強く握った。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
手が離れる。
ドアが閉まる。
彼の姿が、人混みの中に紛れていく。
寂しい。
でも、不思議と泣きたい気持ちはない。
だって、また明日の朝も、この駅で会えるから。
彼のいない車内で、私は自分の手を見る。
さっきまでつながっていた感触が、まだ残っている。
手をつなぐ距離は、ほんの数駅分。
でも、この距離があるから、毎朝が特別になる。
別々の高校、別々の出口、別々の一日。
それでも、同じ時間に、同じ電車で、同じ温度を分け合える。
それだけで、十分だと思えるくらいには――
私は、ちゃんと恋をしている。
■■■■■