深谷がどんな街だったか感想を述べたいと思います。いま執筆中の拙作「卓球少女のワルツ」より第40話「双子」掲載予定分をちょいバレ!
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個人経営の卓球教室としては県内最大級――深谷市の卓球教室と言えばここだという。剣山姉妹という双子がちょうど同い年で、深谷市の市民大会で優勝・準優勝、「これはうってつけだ」と達哉は言う。
――二月も中旬になった、とある日曜日。
しおりは、深谷に来た。
すっかり道場破りに慣れた弱竹、鬼里火、夜道、獄岳寺は緊張感のない顔で「お城みたいな外観の駅だな」とか「片田舎だな」とか面白がっていたが……達哉が「大人が歩いて三十分の距離にある」と言うと一気に表情が暗くなった。
鬼里火が「バスは出ていないのですか?」と尋ねると、達哉は「県立高校の近くだからあると思ったけど、ないらしい」と言う。
それで駅からトボトボと歩いたのだが、川越の菓子屋横丁の時と比べて比較にならないくらい道中が気だるい。
大きな家と家の間隔が異様に広く、使われていなさそうな倉庫、田んぼや畑も多い。道路の道幅も広く、車が滅多に通らない。国道沿いに出ると流石に商業施設や学習塾が見受けられたが、「これを田舎と呼ばずしてなんなのか」と言いたくなる景観だ。
「この辺りの飲食店は民家同然の外観だな。あれは、口コミサイトで評判だったうどん屋さんだよ」
しおりは「本当だ!うどん屋さんに見えない!普通の家みたい!」と言う。
郷土料理なのか、この店のうどんは面が平たく幅が広いという。
――「卓球少女のワルツ」第一話はこちらから!
https://kakuyomu.jp/works/16818792435478136022/episodes/16818792435478446490