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旧版 リトル・キング第3話コピペミスのお詫び

旧版リトルキング3話目の修正ポイントについて書こうと思って読み返していたら、話としては成り立っているけど違和感がある。
構成の大事なパートとして不完全ながら使っていたスティーブの息子のジョージの話がないと気づきました😇コピペミスです。最終話までに気づいて良かった。
すでにお読みいただいた人向けに足した分ここに付記しておきます…
これずいぶん話が違ってしまう😂
https://kakuyomu.jp/works/16818622170425093804/episodes/822139840640258802


「ごめんなさい……」
ひとしきり泣いて、ようやく落ち着いたジョージは男に謝罪した。
「ボウズ、名前は?」
「ジョージ……。14才」
「ウチのガキと同い年で同じ名前か。14才のボウズはみんなその名前だ」
「どうして?」
「きまってる。その年に生まれた王子…王様の名前にあやかったんだ」
 男は自分の言にいらだつように舌を打ち、少年の方に顔を向けた。
「ところで、なんでだ? 俺の顔が怖かったか?」
ぶっきらぼうな言葉だったが、どこかその声は暖かく、ジョージは俯いて吐き出した。
「怖くて……ひとりぼっちで……ごめんなさい」
 男は目を細めて鼻の頭を掻いた。
「いきなり怒鳴りつけて悪かったな。ところで、どうしておまえみたいな、いいとこの坊ちゃん風がこんな下町にいる?」
「おじさんに殺されそうになって……逃げてきた」
「……はっ。殺される? しかも身内に?」
 信じられないと言って首を振ってから、男は少年に行くところはあるのか尋ねた。
「ない……。帰れない……」
「そうか。なら、今日はウチに泊まっていくか?」
 その申し出にジョージは小さく頷いた。

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