【更新しました】
犯人を当てようとした時点で、もう負けです。
このミステリで疑うべきなのは、
犯人ではありません。
「順番」です。
十七年前、哭島で五人が消えた。
そして今、
復刻された観光列車の中で、
古い童歌が現実になり始める。
ひとつ、嘘つき舌を海へ。
ふたつ、聞かぬ耳を灯へ。
みっつ、押した手を崖へ。
よっつ、見た眼を祠へ。
いつつ、祈らぬ心を土へ。
次に誰が死ぬのか。
誰が殺しているのか。
なぜ、童歌どおりなのか。
――そう考えさせること自体が、
犯人の狙いかもしれない。
見つかった順番。
聞かされた順番。
疑った順番。
人は、出来事を並べられると、
そこに因果関係があると信じてしまう。
けれど。
もし最初から、
「ひとつの事件」ではなかったとしたら?
閉ざされた島。
逃げ場のない列車。
五つの死を予告する童歌。
十七年間語られ続けた失踪事件。
そして、
読者自身まで巻き込む「順番」の罠。
最後まで読んだとき、
第一章で見た景色の意味が変わる。
『哭島列車と五骸童子』
本格ミステリ、更新しました。
あなたは最後まで、
与えられた順番を疑えますか。