今何話だっけ⋯11話ですか。
読み切りのつもりで書いた「ペンギンがコンビニでスイカを買ってくれた話」だったんですが、魔女セラフェルのキャラ、ついでノエさんのキャラを思いついて、商店街を舞台にしたら、あっという間に世界観が広がってしまいました。
少しペースは落としますが、あと4~5話で終わりが見えてきました。
が
わたし自身この世界観が好きなんです⋯
別れたくないんです。オッサンやセラフェルと。
奇跡的に優しさで溢れたこのファンタジー世界と。
なので、完全な終わりにはしないと思います。
またペンギンのオッサンは商店街を闊歩するでしょうし、セラフェルは付箋を貼りすぎて水晶玉に怒られるでしょうし、ノエさんはスープを作り続けるのではないでしょうか。
ひととちがうひとにもやさしい、そんな理想郷が実現したらいいな、という思いで、敢えてリアリティにこだわりました。セラフェルが夜間飛行禁止とか(笑)
疲れた心に魔法をかける(でも魔法は使わない)ノエさんのスープのように、すこし元気になれる話を書きたかった。
別作品ではディストピアのダークファンタジー書いてますけど(笑)、オッサンの話もまた小川の作品の一つには違いありません。
どうか、最後までお付き合いいただけると幸いです。