みなさまこんにちは、天瑶です。
地獄のようなスケジュールの6月をなんとか乗り越え、息も絶え絶えでコンテストに滑りこみ、燃え尽き気味ではありましたが、ぼちぼち『翠風のウリン』の執筆を再開しています。読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。
ところで現在、カクヨムではナツガタリというコンテストが開催されているようですね?これまで参加したことはなかったのですが、せっかくの機会ですし、余裕があれば以前書いた歴史民俗ホラー作品で応募するかもしれません。
大学一年生の時に書いた、初めての小説です。個人的にはあまり面白くないと思いますし、恥ずかしいのですが、思い出のある作品ではあります。この時から少しは成長できていると思いたい。
それから、最近『翠風のウリン』の設定を見直していたら、登場人物たちの名前の説明が必要かなと思ったので、少し補足させていただきます。
作中で人物の名前は「ウリン」や「ダァーリャ」のように、名前にあたる部分しか明かされていません。例外はシャルダナ・サラヴァーナですが、「サラヴァーナ」は王族の苗字ではありません。ヴァーナでただ一人、王だけが名乗ることができる称号なのです。
では苗字にあたる部分は存在しないのかと疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は近いものはあります。ただし、少し特殊でとにかく長いので、作中では省いています。
ファンタジー世界での人名は、名前(ファーストネーム)+苗字(ラストネーム)、場合によってはミドルネームが入ることが多いですよね。しかし『翠風のウリン』の世界では、血筋が重要視されているということもあって、名前に先祖の名前をどんどんつけ足すという方式になっています。
一族で同じ名前を使い回し、さらに「~の子孫で~の孫で~の娘」というように名で血統を証明するのです。そのため、高貴な血筋であればあるほど、名前が長くなります。
たとえばシャルダナが王になる以前のフルネームは、シャルダナ・ウルエン・アットゥヌシリ・サイ・ナディル・サル・サラ・ドーサヴァ・アルアピテナです。ご覧の通り、寿限無みたいに長いです。これが身分の低い市民になると、「ウリン」のように、ラストネームも何もなくただの名前だけになります。名前の長さは、血筋の高貴さを表しているのです。
しかしこの設定、書き手側からしてみれば、とんでもない労力を要します。なぜなら、名前に組みこむために、だれがどの人の子孫で、だれと親戚なのかということを、きっちりと決めておくことが必要だからです。
このような設定にしてしまったがために、私は五代に渡る膨大な家系図を書くことになりました。シャルダナをはじめとする五十人近くの名前が書いてあります。これもいつか公開できればと思います。
今回は以上です。毎日忙しいですが、一文字一文字着実に書き進めていきます。それでは、みなさまに風の祝福がありますように。