「見上げれば、お星さまたちがイッパイ!
ううん……これは、お星さまじゃないんだよね!
瞬いている光の一つ一つが、みんなのスラスター光……。
星の下でライブをしたアイドルはたくさんいるだろうけど、星みたいな数のお客さんを迎えたアイドルは、わたしだけじゃないかな?
カミュ……とーっても、幸せです!」
興味はないし、特に調べようとも思わないけど……。
例えば、映像にナレーションを入れるような、声を商売道具にしている人の仕事風景って、こんなのなんだろうか?
カラシニコフのコックピット内で、投影されているホログラフィック映像に合わせた身振り手振りを加えながら、わたしは思いっきり真顔のまま一連の台詞を言い終えていた。