この話には、意図的に説明していないところがいくつかあります。
作者としての答えは決めてありますが、書きませんでした。
書いた時点で、考える余地がなくなるので。
もしよかったら、このあたりを考えてみてください。
■ 灯里は、計画していたのか
六月二十七日に旧校舎へ行き、七月二日に本を返し、
七月四日に時刻を指定している。
用意していたようにも読めます。
でも、澪に絞められたのは本当に予想外で、
死にかけた状態で咄嗟にやったことだったのかもしれない。
どちらとも読めるように書きました。
■ 返ってこなかった一冊は、何だったのか
第十話で、湊が「一冊足りない」と気づく場面があります。
書名は最後まで出していません。
決めてはあります。
■ 鵜飼は、なぜ死んだのか
遺書の「すまなかった」は、誰に向けたものだったのか。
■ 湊の最後の一言を、どう読んだか
ここが一番割れると思っています。
■ 澪は、あのあとどうしたのか
書きませんでした。
まったく違う読み方をした方の話も聞きたいです。
よかったら教えてください。