漫画原作脚本:『砂漠のオアシスと人工の蝶』
〇 砂漠・人工オアシス(昼)
見渡す限りの砂漠。赤い砂漠に水晶の丘
黒い石油の小さな泉、白砂と砂金の入り混じる砂漠もある
砂漠の中に生息する砂魚達
そうして、地平線まで広がる熱と砂の海。
今は故障した見廻り用ビークルの傍で、二人が一息ついている。
レーブ「乗り物の故障か……やれやれ.非常用の太陽光充電装置を使うか」
のほほんとした笑顔のレーブ。彼はどこか楽観的だ。
レーブ「フアリ、そうだね、太陽光を充電しょうかでも、ひとまず休憩しようよ」
フアリはため息をつき、砂地に座り込む。
フアリは小さな平たい箱を開け、中から何匹もの「蝶」を取り出す。
蝶の羽は漆黒で、太陽の光を浴びるとブラックオパールの虹色に輝き出す。
フアリが指を弾くと、人工の蝶たちはパタパタと空へ舞い上がり、太陽光を集めた蝶達
次に蝶は
太陽光発電の充電装置へと吸い寄せられていく。
これは…太陽光発電の小さな充電装置。
この太陽光充電装置の動力で乗り物の見回りビーグル
修理機材を動かす
装置に止まり、光を蓄える蝶たち
蝶の羽は黒いオパールのように黒色に不思議な遊彩色を太陽の光を浴びて輝かせた。
レーブ、水筒の蓋を開ける。コポコポと喉を通る水の音が、静かな砂漠に響く。
レーブ「後で、フアリの好きな日本食も用意するよ」
フアリ「……ありがとう、レーブ」
フアリは蝶の群れを見つめながら、少しだけ表情を和らげる。
周囲の沈黙。遠くで風が砂を撫でる音だけが聞こえる。
初稿 26.7.15
脚本形式にする為、手伝って頂きました
元、同名の小説もあります(^_^;)