20万字を超えた「快刀ディクショナリー〜三文字学園潜入編〜」も、ついに書き終えることができました。そこでこの近況ノートでは、作品の宣伝代わりに、本来描きたかった学園ラブ&コメディの一コマを置かせていただきます!
なお、本作を知らない方へのアナウンスでありますが、本作の登場するキャラクターは、すべて四字熟語もしくは三字熟語で、辞書の中の世界が舞台となっております。いわゆる擬人化です。あしからずご了承くださいませ。
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❦❦タイトル「ちょこらんま」❦❦
学生街に新規オープンしたカフェ、ちょこらんま。どうしても一緒に行きたいということで、アンがポポに連れられ、コーヒーを飲んでいる。
ポポ「――うーん♡ ちょこらんまのクリーム大福は絶品ですね!」
アン「おい、その顔を他の奴に向けるなよ」
ポポ「アンキ先生も食べてみてください。甘くてとろけますよ?」
アン「ふん。気に食わないな。お前をとろけさせるのは、ぼくだけで良い」
ポポ「……せ、せんせいはズルいですよぉ」
アン「何がズルいんだ?」
ポポ「もぉ、そういう無自覚なところです。でも、そこが大好きなんですが♡」
そんな甘い空気が漂う二語句がバッチリと見える席で、ホットドリンクを一気飲みする語句。プハッとマグカップを置くと、グググッと拳を握り、二語句から見えないところで、ぎゅっと目を瞑った。
ランマ(あっっっめぇえええ――!!! こちとらブラックコーヒーなのに、アンポポが甘々過ぎて胸焼け起こすわっっっ!!!)
ソカ「あの、ランマさん? 大丈夫ですか……?」
ランマ「お、おお……」
ソカ「あっちに誰かいるんですか?」
アンポポの席に振り返ろうとしたソカを、ランマが全力で止める。
ランマ「ダメだ、ソカ! お前は俺だけを見ていろ――!!!」
ソカの肩を強引に握り、そう叫んだランマに、店内中から奇異の目を向けられる。だがすぐに、(ああ、そういう関係かぁ)と納得+美男子同士の絡みに萌える、微笑ましい眼差しが向けられた。
ランマ(ぐっ――!! 何故俺はコイツがアンポポに振り返るのを止めたりしたんだ!? 別に構わねえだろ!!)
ソカ「あの、ランマさん? 本当に大丈夫ですか?」
ランマ「あーうん。だいじょうぶ。ちょっと胸焼けしちまって……」
ソカ「え? 胸焼け?」
ランマ「うん。ソカ、ちょっと鷲のマーク買ってきてくんね?」
ソカ「え……?」
鷲のマークが頭に浮かぶソカ。周囲からの微笑ましい視線に耐えきれず、顔を覆うランマ。賑わう店内では、
ポポ「あれ? どうしちゃったんでしょ、ランマせんせー」
アン「放っておけ。胃酸でも逆流してるんだろう」
いや、すべての原因はお前にあるんだからな、この無自覚エロ-Fiヤロウ――!!!
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今回の出演
アン……【疑心暗鬼】。生物教師/生物部顧問/探偵
ポポ……【蒲公英(たんぽぽ)】。高等部2年生/生物部部長
ランマ……【快刀乱麻】。体育教師/探偵
ソカ……【四面楚歌】。学生/探偵
こんな奴らが探偵/統監(警察)として学園に潜入しております!本編でもこんな調子でアンポポ劇場&B寄りのLが繰り広げられています。
「快刀ディクショナリー〜三文字学園潜入編〜」
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