■ はじめに
こんにちは、のえるです。 私は今、双極性障害という病いと向き合いながら、一つの物語を綴っています。
もともと、この小説は誰かに読んでもらうために書き始めたものではありませんでした。 自分の中に溜まり続ける、出口のない感情。 過去の記憶、病気ゆえの激しい希求、そして喪失。 それらをただ「外に出す」こと……。いわば、自分の魂を腐らせないための「デトックス」として、この物語は産声を上げました。
■ 「双極性障害」という嵐の中で
双極性障害――。 高揚と絶望の波に翻弄され、自分の意志ではどうにもならない感情のバーストに襲われる日々。 私が描いている物語には、そんな病いを抱える私が、現実の波間に見た「救済」と「痛み」が剥き出しのまま投影されています。
誰かを愛したいという切実な願いが、病気というフィルターを通ることで、時に歪み、時に制御不能なエネルギーに変わってしまう。そんな、当事者にしか分からない「ままならなさ」を、私は一文字ずつ、叫ぶようにして書き進めています。
■ なぜ、今この物語を書くのか
SNSで発信を始めた時、驚いたことがあります。 私の個人的な、あまりに私的な「デトックス」の記録に対して、いいねやブックマークという形で反応をくださる方がいたことです。
まだ、直接的な感想や言葉を交わしたわけではありません。 けれど、数字として刻まれるその一つひとつが、私には**『あなたの書いたその痛みを、私は見ているよ』**という、静かで確かな合図のように感じられました。
「自分だけじゃないのかもしれない」
そう思えるための証拠は、まだ十分ではないかもしれません。 それでも、誰かの指が「いいね」に触れたその瞬間に、私の孤独な叫びが空中に消えずに誰かの元へ届いた……。その事実だけで、今の私は十分に救われる思いがしています。
もし今、私と同じように双極性障害で苦しんでいる方や、行き場のない孤独を抱えている方がいたら、伝えたい。 あなたのその「バグ」のような感情も、物語になるほど切実で、生きていくためのエネルギーなんだと。 私の物語が、同じ空の下で闘っている誰かの心に、ほんの少しの温もりを届けられたら。そう願っています。
■ 今、私が優先したいこと
作品としての完成度や、美しい文章……。 作家として考えれば、磨くべきところは山ほどあります。 でも、今の私にとって一番大切なのは、まずこの喉元まで詰まっている「叫び」を、濁りなく出し切ることです。
物語として整えるのは、心がスッキリした後でいい。 今はただ、この命のログを形にすることに集中させてください。
■ おわりに
この物語は、私を救うための物語です。 そして、いつかあなたを救う一助になればと願う物語でもあります。
もしよろしければ、この「デトックス」の旅を、最後まで見守っていただけたら嬉しいです。